tamalog

Output and input from 1998 to 2010
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デザインは新聞を救えるか?


今年の年初から突然のように始まった紙メディアのシフトチェンジについて、ポスト紙メディアはどんなカタチになるんだろうか?iPadアプリとして登場したReederとか、大本命かもしれないFlipboardとか、いろいろ出てきつつあるし、行き着くところ前述のECサイトくらいのものがウェブマガジンというか電子雑誌のようなものになっているくらいになんなきゃダメでしょと思っているのですが。

そんなこんなと日々模索していくなかで、ああそっか、こういうのもありなのかっていう興味深い事例を見つけた。もう既にある新聞をリノベーションしたような試み。JR九州の車両デザインを20年かけてやってきた水戸岡鋭治さんに近いかもしれない。
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| 情報デザイン・メディアデザイン | 01:13 | comments(1) | - |
人間性の未来に対する、50年の相剋の歴史
こういう知識ってぜんぜん技術的な話ではなく、一つの思想が半世紀をかけて生まれてきた歴史として今や既に常識だと思っていたんだけれど、案外知らない人が多い。いままでインターネットとITはやたらといっしょくたにされて、技術的な側面ばっかりが強調され、誤解されまくってきた。いまだにそれは変わらない。けれどでもそれではそろそろまずい。コンピュータが使いこなせることが大事なんじゃなくて、個人と個人がネットワークされて、そこでどういうことができるようになるかを想像することが大事なのであって。その上で、なんでもかんでもデジタル化することが大事なんじゃなくて、人間性の本質に立ち返るためにデジタルがあるっていうことが大事なんだ。そのあたりを勘違いしている人が多すぎて、多すぎて。わからないとかで済まされる時代は終わったんだよ〜。無知ではもう済まされない。


下記の年表は、日本とアメリカのインターネットとコンピュータと、新しいメディアが生まれるまで。ある意味では、人が人であろうとするための人間性と向き合ってきた歴史だとも言えるだろうし、トフラー的に言えば「第三の波」を生み出してきた歴史である。

前提として。
15世紀ヨーロッパで起きたグーテンベルクによる活版印刷技術によって、当時ラテン語でしか写本されていなかったキリスト教の聖書を「大量に」印刷できるようにした。それを一、地方言語に過ぎなかったドイツ語に翻訳して出版したマルティン・ルターによって宗教改革が起こり、ローマ・カトリックからプロテスタントが派生し、ひいてはフランスで市民革命が起こるに至る。そのように15世紀の活版印刷技術に対応するものが、20世紀のインターネットだっていうのは、ずいぶん前から言われていることである。


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1964年
文明批評家マーシャル・マクルーハンが「ホット」と「クール」なメディアという分類や、「メディアはメッセージである」というテレビメディア論、グローバルヴィレッジ(地球村)のような分析・視点を著書「メディア論」の中で展開した。

1967年
評論家の竹村健一によってマーシャル・マクルーハンの解説本が出て、日本にマクルーハンが初めて紹介される。

1968年
アラン・ケイが、まだ大型のメインフレームコンピュータしか存在しなかった時代に、個人の活動を支援する「パーソナルコンピュータ」という概念を提唱した。

1968年てのは、それ以前とそれ以後でだいぶ変わってくる。それまでは社会があって個人があったんでしょうね。期せずしてアランケイがパーソナルコンピュータを発表したのが1968年だったんですね。人間てなんなんだ。ってのが全部ばれちゃった時期だと思うんですね。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=167

1969年
米国内への核攻撃に対する軍事ネットワークの分散のために自律分散協調をコンセプトとした「ARPANET」が開発され、インターネットの原型となる。1990年以降、ARPANETが商用事業化され、インターネットと呼ばれるようになる。

慶應義塾大学理工学部に相磯秀夫研究室が設立される。相磯研から1969年に「ソニーコンピュータサイエンス研究所」を作った所真理雄が。1973年に「ユビキタス・コンピューティング」の坂村健が。1979年に「日本のインターネットの父」と言われる村井純が。1982年には「ウェブ進化論」の梅田望夫がそれぞれ在籍していた。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=595

1970年
ゼロックス・パロアルト研究所の設立。イーサネット(LAN)、レーザープリンター、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)等、現在のコンピュータの基礎がここで生み出される

大阪万博はテレビ時代の博覧会になるので、通産省は、当時非常に高名だったマクルーハンの弟子達にみてもらわなければならないということで、日本政府は調査費用として三億円を計上する。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=54

1974年
世界初のパーソナルコンピュータ「Altair 8800」が発売される。一般消費者向けに販売された世界初の個人向けコンピュータ。当時まだコンピュータは、巨大で高価かつ貴重な演算資源を個人が所有し占有することは、経済的に困難と考えられていた。

1979年
スティーブ・ジョブズが「ゼロックスからの出資を受け入れる交換条件」としてパロアルト研究所を見学し、マウスとグラフィカルユーザインタフェース(GUI)が前提として動く研究段階のコンピュータ「Alto」に衝撃を受ける。これに影響を受けて1984年にMacintoshを発売するに至る。

1981年
未来学者アルビン・トフラーが「第三の波」出版。プロシューマーの出現を予言する。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=561

1984年
アップル・コンピュータがMacintoshを発売。発売を予告するCM「1984」は、全体主義的な未来像に挑戦状を叩きつけている内容で、そのカゲには巨人IBMの姿が見え隠れしており、その過激な内容と映像が全米の話題となった。

村井純が慶應義塾大学と東京工業大学を接続。同年10月に東京大学が接続され日本におけるインターネットの起源となる。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=399

1990年
ティム・バーナーズ=リーによって、World Wide Webシステムのための最初のサーバとブラウザを完成させる。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの開設。80年代終焉、明治以来の工業化=物的大量生産の時代が終わり、「脱工業化社会」「第三の波」「知価社会」を模索する中設立され「未来からの留学生」というコンセプトが生まれる。相磯秀夫が初代環境情報学部長に就任する。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=631

1995年
Windows95の登場で一般個人でのインターネットの利用に加速がかかる。

2000年
ITバブルによって、急速に資金が雪崩れ込んだために、インターネットは従来型のメディア構造の波に飲み込まれ、マスメディアの延長線上とそう変わらない位置付けに矮小化されていく。すべては資本主義の渦に組みこまれていくかのように見えた。

物理世界とバーチャル世界の新たな関係性を説いた論文「アトムからビットへのパラダイム転換の諸考察」が情報文化学会で発表される
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001882411

2003年
スタンフォード大学のローレンス・レッシグ教授によってクリエイティブ・コモンズ誕生。従来の産業を保護するために極端に作り替えられた著作権法に対して、一石が投じられる。知的所有権のスタンスを表明するという概念が生まれる。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=5

2006年
ネットは新聞を殺すのか?西暦2014年、グーグルとアマゾンが合併し、グーグルゾンが生まれるという映像。「EPIC2014」が話題になる。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=339

Googleが脳に変わる日
http://tamachan.jugem.jp/?eid=85

2010年
新聞社、出版社の淘汰、改革が始まる。日本において、年間のインターネットの広告費が遂にテレビの広告費に迫る。従来のメディア構造が雪崩を打って崩壊し始めた記念すべき年。

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以上の歴史をふまえた上で、下記の文章を読むと世界がどう変化していくのか、という方向性の一端がうっすら垣間見えるような気がするのです。

デジタルメディアの出現は、地球の生命史における4番目の跳躍だ。竹村真一氏に聞く。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=193

そして、それらをほぼ共有した人たちで雑談していたわけだ。
http://tamachan.jugem.jp/?eid=662
| 情報デザイン・メディアデザイン | 03:11 | comments(0) | - |
図書館業界の黒船。図書館検索サービス「カーリル」
出版業界再編、電子書籍の時代がやってくると、今年の年始あたりから聞こえ始めた。それもアメリカでは既にAmazonの電子ブックリーダー「Kindle」によって一昨年から徐々にではあるが既に始まっており、我が国においてはiPadの発表以降、急激に具体的なヴィジョンとして津波のように大きくふくらみつつあるのは周知の通りである。2001年を境に、iPodによって音楽業界がドラスティックに再編されてしまった過去があるために、出版業界の経営層は江戸幕府の幕閣よりも戦々恐々としているらしい。(某大手出版社社員による被リストラ体験記「リストラなう」参照)

そしてスポンサーによる影響のまったくないNHKが、オールドメディア側としてはスレスレまで、これから起こるであろう急激なメディア構造の変化を伝え始め、日本経済新聞は新聞社としていち早く電子版の販売に踏み切ったが、すでに時遅しという感はぬぐいきれず、月額4,000円という価格設定は、ペーパー版との食い合いを避けるための絶妙な設定であると皮肉を言われてしまう始末である。このあたりのマスメディアへのジャーナリズム的な観点については佐々木俊尚先生に託したい。早晩、いままでのメディアが「電子化」されることはよくよく解った。が、さて僕はなにをどう整理したものかということになる。

iPadがいかなるものかについては既に述べた。(2010.01.28 iPadは何がどうイノベーティブなのかについてご説明します)iPadはたぶん「まずは」オールドメディアの全てのデジタル化を受け持つ端末なのだろう。出版業界に限っていえば、どのようなマーケティングをして、どのようなターゲットユーザーに情報が届き、どのようなビジネスにして食っていくか。ということばかり聞こえてくるが。個人的な興味としては、そもそもいままで情報を「お届け」していた方々の情報だけを、そのままデジタル化してもあまり意味がないということである。例えば極端な話、本棚の本を全部裁断機にかけて1枚単位に切断後、スキャンしてiPadにインストールし、高解像度の液晶タッチパネルで優雅にページをめくって見るだけでは芸がない。そこに記述されている文章を活字文字認識して、他の著作者へのハイパーリンクを張るなどして、文脈を繋いでいくことで始めて見える世界観があるはずなのである。そうやって情報が個人の経験や興味に基づき編集されていく。それがデジタル化の本質であり、インターネット的であるということだ。未来の学校の教科書というものは、そのようなものであるだろうと思っている。そして教育と呼ばれてきた世界そのものが、ようやく人間的なものになるのかもしれないという希望を感じている。著作権云々といつまでたっても言っていては先が見えてこないと、いままでどれほど言われてきたことであろうか(2002.12.25 NHKスペシャル 変革の世紀第三回「知は誰のものか」)。しかし、オールドメディアの住人達はまったく耳を貸そうとはしてこなかった。

変化はまだ始まったばかりである。ようやく楽しい未来が見えてきたところだ。

そんな嵐吹き荒れる最中、岐阜の吉本社長と、洛西くんがなにやら面白そうなことをしているなぁと思っていた。年始あたりから全国4300図書館の所蔵本を検索できるサービスをつくったっていう。そんな二人に話を聞いてみた。



カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト http://calil.jp/

洛西
カーリルはシリコンバレーと岐阜県の中津川が実は開発拠点なんです。中津川市で図書館をつかっている人が数百人しかいなくて、それでどうしようと思っていた。そうそう、中津川市役所ってウェブの基幹システムがwikiなんですよ。これ最も日本で進んでいる市役所のシステムなんです。今では最もPV数が多いのでは。笑。ちゃんと計ってないからわからないけれど。という斬新なことをやってきた中津川市なんですが。一方僕がやっているnota.incでは、ライフログっていって日常のさまざまな動きをネットで見せていくっていう。そういった中で「本」っていうのはコミュニケーションの起点になる。本にライフログをつかっているところはあんまり見たことがないな、っていうところで開発が始まりました。どこからでもアクセスできる書誌情報が必要だ。一応業界標準のデータベースであるOPACが時代遅れになっているから作らなければダメなんだ。誰でもクリエイターになれる時代、そういう人たちがものをつくれるようにAPIにして公開しました。基盤を整備するっていうことでネットワークがつくれるっていうこと。情報ってやっぱり都会に集まるんで、吉本くんは大学を卒業して田舎に帰ったんだけれど、それはアマゾンがあったから。笑。まぁ、そこでカーリル。話題の本ってのはけっこう実は図書館においてあるんだよね。

開発チームは平均年齢27歳。開発は主に4人。バックエンドとフロントエンドはしっかり切り離して開発している。サンノゼと中津川と京都と藤沢に分散して開発しています。分散しているからAPIが必要なんだ。っていう冗談ですけど。笑。いままでの図書館システムって、どうしても人間がコンピュータにあわせている感じがしたんですけれど。コンピュータが人間に合わせるっていう思考で開発しています。マッシュアップしまくりです。他のサイトからのプログラムを借りまくり。Google Mapsでジオコーディングしているとか、Wikipediaから著者検索をしています。どれを見ても日本発のサービスではないのが悲しいところですね。

データベース整備システムにTwitterのつぶやきに対応したということが一番大きい。つまり人力で問い合わせに対応しているということ。#toshokan でつぶやいてもらえれば、データベースが対応していなくても対応することができます。蔵書貸出状況の確認。複数のISBNの複数のシステムを掛け合わせて、最大100冊の書籍の状況を確認できる。

商用非商用は問いません。勝手にAPIをつかっていただいて結構です。唯一の使用条件は、アプリケーションを一般ユーザーが手に入れられるようにするということだけ。


吉本
そもそも中津川市に新たに図書館をつくろうっていう話があって、大反対があって。結局否決された。そんな話もあって、次世代の図書館システムってどうするの?っていう自主的な調査業務をやってたわけですよ。全国図書館総合展ていうのを見つけてきたところからスタート。一月に新しいことなんかやろうっていう話をみんなとしていたときに「図書館て面白いんじゃないの」って。図書館のシステムっていまいちだけれど、システムつくっているメーカーの数って限られているから、シームレスに統合できるんじゃないかと。とにかく全国をやってみる前に、岐阜県全体の図書情報を一瞬でもってこれるようにしてみた。

図書館のサイト。自分が住んでいる場所の図書館みてみると、貸し出し情報が見づらい。書名しか書いてないし、内容をある程度知っていて、読みたいって思ってる人しか読めない。

で、案外やってみたら面白かった。

OPACってのは図書館の検索するシステム。地理情報データベースのGISとかってあるじゃん。ああいうアルファベットの短縮形の名前にしたサービスってその時点で終わるんですよ。OPACってのは探したいものを探すものだった。それに比べ、カーリルは探したくないものでも眺められるとか、なにが読みたいかわからなくても、要するにザッピングできるようにした。更にいろんな図書館で所蔵してる本って違うじゃない。新宿とか藤沢の図書館をまたがって調べるようなことができるようにした。図書館に行くっていうことを含めたソリューション。欲しいものを探すっていうところに特化した。アマゾンみたいな部分。いままで図書館はリアルにそのばしょに来ればできますよ。っていうところをネット寄りに持って来たってことが重要。

カーリルがリリースしてから、今のところは司書官の人たちとか図書館関係者の人たちが見ているだけですよ。目指すところは町の人が普通につかっている状態。カーリルをリリースしてから「うちの町でこんなシステムがあったのか」っていう声が一番大きくて。すごい一部の人がヘビーにつかっている状態だった。

この間、中津川市の図書館でイベントをして、ustreamでも配信したけども(2010.03.16 夜の図書館ダイアローグvol.2)、そこで参加した人から「図書館の人に話しかけていいんだ、っていうことに初めて気がつきました」っていう言葉がでてきた。

初めて来た人はみんな借りられてて、ぜんぜん借りれないっていう状況になっちゃうわけですよ。予約ができるとかってすら知らない。思ってた以上にギャップがある。カーリルで実はやりたいのは「中津川市の図書館ってこうやって使えるんですよ」っていうことまでやりたい。図書館をつかったことがない人たちにどうやって使えばいいのかってうところまで行きたい。

図書館の利用者が割と少ないってことが最初に調べていたときに出ていた。図書カードと母子の健康手帳を組み合わせたものを今考えてるんだけれど。住基カードとかいろいろある中で最適なものを検討しているんだけど。それでも住基カードに比べれば図書カードの方が利用率が高いんだけれど。

電子化時代の図書館の役割。情報の拠点だという捉え方でどうなっていくか。場所という所と役割。ビジネスの観点から見たときもけっこう面白い。少なくとも著作権に繋がっていく話だと思っていて、それを考えなおすきっかけになるんじゃないかと思っている。インターネットの検索エンジンが出来たのと同じ。みんな本を借りちゃえば、本を買わなくていいでしょ。一万人いた場合に100冊買えばコスト十分の一になるでしょ。貸し借りっていう話に関しては。そこでいろいろ言っているのはもう終わっていると思っていて。出版社は図書館に所蔵されることで出版社が潰れるんじゃないか、っていうところから来る圧力もあるわけですよ。

作者の人からいうと、シェアの低い本はどんどん図書館に入れてほしいと思うわけですよ。で、twitterでどこで借りれるってどんどん宣伝する。でもそれは出版社からすれば売り上げが落ちるってことなんですよ。図書館にあって並んでて、それが目に見えて借りれるってことが、売れてない作者からすれば、規模の小さい、宣伝力のない人から見たらいいことなんですよ。結局出版てのは広告なんですよ。アップルなんかはまさにそこを可視化しようとしている。出版の未来。

紙が無くなるっていう話ではないと思っている。より貴重になってくんだと思う。なのでみんなより借りようとすると思う。特に地方って書店が機能してないんですよ。欲しい本が無いから。図書館しかないっていう状態になっている。図書館かアマゾンしかなくて。アマゾンには新しい発見がない。

書店に入って、なんとなく目に入るのってあるじゃん。それでみんな本屋にいくと思うんだけど、そこはアマゾン世代には伝わってないんじゃないか。特に田舎に行ったらそういう環境ってないから。だからいまはいろいろ議論をするきっかけをつくる段階だなぁって思っている。

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感動を生み出すソフトウェア 洛西一周
http://tamachan.jugem.jp/?eid=654

「社長」吉本龍司 インタビュー
http://tamachan.jugem.jp/?eid=380

夜の図書館ダイアローグvol.2
http://www.ustream.tv/recorded/5489020
| 情報デザイン・メディアデザイン | 22:13 | comments(0) | - |
本屋のイノベーション 松丸本舗
丸の内オアゾの中にある丸善の四階で、密かに本屋のイノベーションが起きていた。「松丸本舗」にびっくり!なにがどう驚くかっていうと、本が全てカテゴリーではなく「文脈」で配置されてるってところ。それもただの文脈ではない。人類の知の体系に基づいた、松岡正剛の脳みその中をそのまま形にしたような文脈で配置されているのだ。



自らのことをセイゴオと称する、この一見ファンキーなおじさんが松岡正剛という。僕のブログのスタンスとしては、難しくてよくわからないことを、なるべく伝わるように説明したいと思っているけれど、この人ほど説明が難解な人もそうそういないと思う。

編集工学研究所所長、東京大学客員教授等々の肩書きをお持ちの方だが、要するに現代の文人の一人だと勝手に解釈している。wikipediaによると、「高校から大学にかけて、革命的マルクス主義派に属し、学生紛争の論客として鳴らす」とある。なるほどそういう出自の方だったのか、と妙に納得する。



2000年頃から「松岡正剛の千夜千冊」なる書評サイトをやっていた。googleで本のタイトルを検索すると、かなりの確立で現れるこの松岡正剛さんの書評サイトは、いつしか千冊を超え、今日現在では「松岡正剛の千夜千冊 連環篇」として、1345夜を数えるまでになっている。



この人は、頭の中に壮大な年表というか世界というか、宇宙観を持っているんだろうと思われる。NTT出版から出版された「情報の歴史」を読んでいると、ただ、何千年もの年表を眺めていることにはあまり意味はなく、シェークスピアが関ヶ原の戦いと同時代であるとか、ピューリタン革命が日本の近代化に直結しているといったように、歴史を縦割りで見るのではなく、文脈を繋いでこその学びであり、アカデミズムの真骨頂なのではないのか、と思ったものである。そこまで文脈を繋いで世界を見れるということについてはもはや芸術的な領域に達しているのではなかろうか。



そんな松岡正剛さんが丸善とコラボレーションしてできたのが、松丸本舗らしい。本棚の棚板の幅はすべて40ミリ!そんな厚さの棚板がある本屋はほかにないという。渦巻き状に配置されている本棚は、平積みはまったく無いけれどいたるところに積み置きされていて、まるで松岡正剛さんの書斎の書棚のような状態なのである。もう10年近く昔、当時代官山にあった編集工学研究所の本棚を拝見したことがあるが、まるでファイナルファンタジーに出てくるような、古代図書館さながらの迷宮のような書棚であった。後にも先にもこれだけの地層を感じることができた本棚は、松岡正剛の本棚と竹村健一の本棚くらいな気がする。



ちなみにこの松丸本舗の書棚、メンテナンスはそうとうめんどくさいらしい。
準備期間に1年以上をかけ、30万冊近いストック本から、丸善と松岡さん主宰の編集工学研究所のスタッフ計8人が日々、本棚のメンテナンスに努める。松岡さんも毎週、閉店後に本棚をチェック。その痕跡が本棚の落書きや、手書きの推薦本掲示コーナーに現れている。

顔見える本屋、売り上げ2倍 東京・丸善本店の「松丸本舗」 - ITmedia News
ただ、ここまで濃密な知の体系に沿ったものでなくとも、いくつか文脈形情報配置がされた書店は既にあったのである。まずはみなさんご存じ、東京・青山の青山ブックセンターだろう。2004年の7月に一時は閉店騒ぎもあったものの、現在は青山本店のほかに六本木と丸ビルにある。

それから京都では大変有名な、左京区の京都造形芸術大学のちょっと手前にあるガケ書房は、文脈形書店の走りなのかもしれない。そのちょっと北2kmほどの場所にある恵文社一乗寺店も入り込むとなかなか出てこれないタイプの深い森のような本屋だと思う。京都にお越しの際は、北白川でこの二つの本屋をはしごするのは大変オススメ。



しかし、本屋に限らず、情報がただカテゴリーのみで分類されていることは、なんてつまらないんだろうと思う。こないだの孫さんの話にも通ずるけれど、人は感動があって、興味をもち、初めて主体的になれるものだろう。そこにたどり着く情報の整理のための最適解が、文脈や物語なんだろうと、少なくとも松岡正剛って人がなに考えてるのかがちょっとだけわかったような気がする。

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白川静 漢字の世界観 松岡正剛(平凡社新書)
http://tamachan.jugem.jp/?eid=533

アラン・チャンは中国に眠るイメージを自在に変換するデザイナーである
http://tamachan.jugem.jp/?eid=251

花鳥風月の科学 松岡正剛
http://tamachan.jugem.jp/?eid=236
| 情報デザイン・メディアデザイン | 00:30 | comments(0) | - |
iPadは何がどうイノベーティブなのかについてご説明します


iPadを見ていて。20代から40代くらいまでの、パソコン黎明期を生き抜いてきて、いまバリバリに使いこなしている世代にはすこぶる評判が悪いように感じる。そんな様子を見ていて、しかしまあよくもあんなに使いにくいものを、あたりまえのように使いこなせるようになった我々の方がよっぽどどうかしているんだ。と、思った。

スペックだけ見てると、そんなふうに感じるんだと思う。だけどもまずはこの映像を見てみよう。



あー、やっぱりなー、と思うのは、先日のGoogle Chrome OSについてもまるで同じ事が言えるけれど、いま、我々が慣れ親しんでいる、カーソルやアイコンでおなじみのWindowsやMacOSの、ほぼ完成された水準にある現在のグラフィカルユーザーインターフェイス(以下 : GUI)の時代が終わろうとしているということである。

我々は、初めてコンピュータに触れたときの、どうしていいのかわからないあの悔しい気持ちを、長い年月の間に忘れてしまっていて、すぐに思い出すことはできないけれど、両親や年配の方にコンピュータの使い方を教えたときの、なぜこの人は解らないんだろう?というはがゆい気持ちを思い出せば、少しは理解できるかもしれない。あちこちのブログでの説明を見ているとiPadは、そんなデジタル文房具だというような説明ばかりだ。だけど果たして、それだけなんだろうか?



おそらく一個人としてGUIが実装されたコンピュータを使えるようになったのは、1984年の初代Macintoshからだろう。それが広く一般化したのは1995年のWindows95以降のことであると思う。それから現在までの間に広く蓄積された常識から見ると、マウスの無いiPadでスプレッドシートを書いたり、プレゼンテーションをつくることは非常に面倒で手間のかかる作業のように思えるかもしれない。

iPadに関して言えば、当面は上記デジタル文房具的な使い方や、コンテンツの「受信機」としての役割に特化する形で展開されていくように思う。GUIをベースとしたパソコンは開発環境として棲み分けされていくようにも思われる。しかし、遅かれ早かれデジタルコンテンツのものづくりをしていくプロセスについても、タッチスクリーン上で展開されるようになるであろう。一般的には1995年以前の黒い画面に白い文字が浮かんでいた頃のコンピュータを使っていた頃も、GUIに移行するときにまったくおなじような不安と動揺があったのだ。「あんなものでは作れない」と。



これから初めてコンピュータを触れるようになる世代は、もう最初からタッチスクリーンなのだ。iPhoneに限らず、世界の主要な携帯電話メーカーは、故障部品の点数をできる限り少なくしたいという思いから、一斉にタッチスクリーンへの移行にシフトしようとしている。

年始の記事に書いた、ほのかちゃん二歳は、両親のiPhoneをしっかりと握って、ロックを解除して好きなアプリケーションソフトを起動して遊んでいた。まだ言葉もろくに話せない子供でも、あんなに直感的に操作できるものなのかと。あのとき、次にアップルが作る物がなんなのかってことが、ちょっと見えた気がする。



この映像を見ていると、GUIをベースとしたコンピュータに熟練してしまった我々は、いかにコンピュータというものを操作する上での既成概念にまみれてしまったんだろうと、改めて思う。キーボードとマウスと、ウインドウ操作と切り替えバーによるマルチタスク画面が無ければ、ついつい不安になってしまうのだ。

Googleは、Googleらしい発想でGoogle Chrome OSによって、次のコンピュータのあり方を表現しているし、やはりアップルはユーザーインターフェイスの革新によるユーザー体験の質の向上によって、イノベーションを起こそうとする。



iPadは、ビジネスモデル的には、アメリカで大流行のアマゾンのキンドルに対抗して、出版業界を再編するっていうことらしいけれど。僕はそれよりも子供達がクレヨンで絵を描いたりするような、一昔前でいえばキッドピクスnotaのような、個人の情報発信の手助けになるソフトウェア作りができることにだいぶワクワクします。

GUIは、それがメインストリームになるまで11年かかったけれど、タッチスクリーンインターフェイスは何年でメインストリームになるだろう?初代iPhoneが登場してから現在までに、既に3年が経とうとしている。







| 情報デザイン・メディアデザイン | 21:12 | comments(15) | - |
Google Chrome OSはテレビのように

こちらをクリックすると大きな画面で開きます

Google Chrome OSはテレビのように高速に起動するんだとか。

さてさて、Google Chrome OSのユーザーインターフェイス画面が公開された。Googleがオペレーティングシステムをつくることがどういうことかっていうと、Windows95以来この方、世間の一般認識としてコンピュータってのは電源を入れるとまずデスクトップにアイコンが並んでいて、クリックするとウインドウが出てきて、アイコンをクリックするとアプリケーションソフトが起動して、という概念の上に成り立ってきた。インターネットエクスプローラなりSafariなりっていうウェブブラウザも、そんなアイコンのひとつだった。

ところがこのGoogleのOSってやつは、おそらくたぶん、起動した瞬間から画面がウェブブラウザそのものなのだ。僕らは2〜3年ほど前にメーラーアプリケーションを使うことをやめてGmailに切り替えていたから、メールはブラウザの中でつかうもの、という概念はさほど驚くことはないだろう。更に、スケジュール管理もGoogleCalenderで、ドキュメント制作はGoogleDocsで、オンラインコミュニケーションはSkypeとTwitterで、映像はYouTubeで、写真はFrickrでと、ここ数年で劇的なまでにすべてをブラウザの中に委ねてきた。最近では遂にPhotoshopまでオンライン化し始めた。(https://www.photoshop.com/ ※英語版のみ)

そんな流れの一つの集大成として、GoogleはOSをつくった。おそらくWindowsでいうところのタスクバーのようなものも無く、タブがその代わりとなるんだろう。コントロールパネルのような、コンピュータのセッティング画面もブラウザの中。つまり、いままでのコンピュータのデスクトップとブラウザの立ち位置が逆転したのである。はっきりいってしまえばデスクトップなんぞいらないわけだ。インターネットを接続することが前提の設計。そう。iPhoneのように。

そしてこのOSは、主に5万円〜の価格帯が存在する、安価で小型軽量なネットブックと言われているコンピュータのためのOSだということだ。このことの本当の意味というのは、日本のコンピューターメーカーにとっては驚異的な真実が隠されている。ほとんどのコンピューターユーザーは、現在のような多機能ハイスペックなコンピュータは使いこなせないという、メーカーがいままで目をつぶってきた真実があることを、多くは気がついていたにもかかわらず、遂にそこから目をそらすことができない状況が、このGoogleのOSによって露見せざるをえなくなるだろう。

まぁ、そんなふうにコンピュータや、情報にまつわる環境が、文房具のように使えるようになるかも、っていうことはなによりなことだなー、と思うわけです。

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The Chromium Projects
http://www.chromium.org/chromium-os/

Chrome OSの登場は2010年11月ごろ まずはソースコードを公開
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/20/news039.html
| 情報デザイン・メディアデザイン | 14:02 | comments(1) | - |
原点(創造性を最大限発揮できる環境作りの、現代日本における原点)
今日の記事は、大変理学部系のお話であるのだけれど、なるべく幅広く、解りやすくお伝えすることを努力しようと思う。しかし、どうしても情報密度が濃いので、固有名詞等はなるべくハイパーリンクするので、リンク先を参照するべし。

ソニー・コンピューター・サイエンス研究所(Sony Computer Science Laboratories, Inc.|以下SonyCSL|Wikipedia)という研究所が東京・五反田にある。この研究所では、主にソニーの製品開発には関係なく、情報工学系の研究開発を行っているところなのだが、現在の日本国内の主な携帯電話ほぼ全てに実装されている予測文字変換システム「POBox」や、製品レベルではロボットの「AIBO」などがあり、脳科学者・茂木健一郎は元々(現在でも)この研究所の所属であったことは大変有名であると思う。

企業の研究所というとどこか秘密主義で謎のベールに包まれているところがあるが、ここは違った。SonyCSLには2003年、2004年頃の研究発表会にちょこちょこ通っていたのだが、そこで研究されている研究内容は当時メディアアートやコンピュータに関連する表現を追求していた立場としては、非常に興味深い世界だった。その場の空気感は大変創造性にあふれ、アメリカのデザイン・コンサルティングファームのIDEOや、アップル・マッキントッシュの原点となったテクノロジーを研究していたゼロックスのパロアルト研究所を彷彿とさせる刺激的な空気が漂っていた。最近になってわかったのだが、それもそのはず、1988年に設立されたSonyCSLの構想時に標榜していた研究所がパロアルト研究所であると、SonyCSLの所長である所真理雄が自著に記している。

彼の本を読んでみると、そのSonyCSLの原点は、どうやら慶應義塾大学理工学部にあるらしい。

慶應義塾大学工学部相磯研究室。相磯秀夫教授による、1988年まで存在したこの研究室は日本の情報工学における大変な人材を輩出をしている。1969年に上記の所真理雄が。1973年に「ユビキタス・コンピューティング」の坂村健が。1979年に「日本のインターネットの父」と言われる村井純が。1982年には「ウェブ進化論」の梅田望夫がそれぞれ在籍していた。(出展:onimaLab)名簿は1988年で終わっている。

なんと、その後、相磯秀夫は慶應義塾大学の改革に参加し、そして1990年に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)の初代環境情報学部長になったのだという。このあたりのいきさつに関してはキャリナビに詳しく書いてある。今でこそ大変な人材を輩出しているSFCは、やはりそれを作り出す人材を輩出する梁山泊があり、リーダーが居たのだ。SFCとSonyCSLのルーツが同じであることも、相磯秀夫という人物についてもまったく知らなかった。その両者に流れる言語化しようのないオープンで、かつ自由な創造的環境を超える環境は、日本ではちょっと見たことがない。相磯研、どんなところだったのだろうか。しかし書いて字の如く、成る程なわけだ。

相磯秀夫、彼が人生中盤までのテーマだったはずの情報工学を捨て去って、大学改革に乗り出したとインタビュー記事には書いてあるが、情報工学分野から組織改革や教育改革者が現れたことが、改めて興味深い。
Q.SFCが作られたのが、1990年ですよね。

A.そうです。実際にはその3年半前からディスカッションを始めています。ものすごく密度の濃いディスカッションでした。1986年の10月に塾長から、各学部から3名ずつ出て、その他の関係者をいれて22名か23名で、二つの新しい学部を作るので、どういう学部を作ったらよいか検討して欲しいと言われました。みんな張り切っているから最初は勝手なことを言うわけです。

中略

7・8人のワーキンググループができて、土曜・日曜・祭日返上でホテルに泊り込んで夜遅くまで喧々諤々ものすごい議論を繰り返しました。1987年の春に一応、学部の名前のようなものも含めた第一次案を作って塾長に示しました。3年半かけたディスカッションは非常に大変だったけれども、これが今、実っているんですね。きちんとディスカッションしないといいものは作れないと痛感しています。

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天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所 所真理雄著 日系BP出版
http://www.amazon.co.jp/天才・異才が飛び出すソニーの不思議な研究所-所-眞理雄/dp/4822247511

ソニーコンピュータサイエンス研究所を一般公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0613/sony.htm

ゼロックス・パロアルト研究所からアイデアを盗み出してマッキントッシュを作ったスティーブ・ジョブスの伝説
http://mactechlab.sakura.ne.jp/from-mactech-with-love/2253.html

日本のインターネットの父・村井純
http://tamachan.jugem.jp/?eid=399

相磯秀夫「ここ15年くらい私は大学改革屋になってしまいました」
http://www.carinavi.org/ja/career/156/article.jsp?page=4
| 情報デザイン・メディアデザイン | 16:03 | comments(2) | - |
ハードディスクレコーディング12年の蓄積
数えてみたら、ハードディスクレコーダーというものを使い始めて今年で12年目になる。一番最初に始めたのが1997年のことで、当時VAIOのデスクトップ機には既に「MPEGリアルタイムエンコーダーボード」なるものが搭載されており、地上派アンテナから同軸ケーブルを経てコンピュータのハードディスクに録画が出来たのだ。

その頃はMPEG1での録画のみで、ひょっとしたらまだS-VHSのテープの方が画質が綺麗なんじゃないかというくらいの代物だったが、映像をデジタル化することにこそ意味があると信じ、ライフワークとして映像をアーカイブしつづけてきた蓄積が以下のものだ。あっちこっちにちらばっていたものを、京都の一カ所に集めたのでリスト化してみた。とても恣意的かつ偏りまくっているので、興味が無い人にはまったくないかもしれない。ちなみに半分以上はNHKの番組で、フジテレビの番組はゼロだった。

インターネット時代などと呼ばれてはいつつも、地上派放送からインプットしてきた知識は計り知れない。ちなみにこれら、言うまでもなく京都の家に起こしいただければご覧いただけます。

[BD] Blu-rayDisk 1920x1080px
[HD] Hi-visionData 1920x1080px
[DVD] DigitalVideoDisk 720x480px
[MPEG2] MPEG2Data 720x480px
[VCD] VideoCD 320x240px
[MPEG1] MPEG1Data 320x240px

● NHK|NHKスペシャル
2009.04.05放送 シリーズ JAPANデビュー 第1回 アジアの“一等国” [HD]
2009.03.08放送 宇宙飛行士はこうして生まれた 〜密着・最終選抜試験〜 [HD]
2009.03.23放送 揺れる大国 プーチンのロシア プーチンの子どもたち 〜復活する“軍事大国”〜 [HD]
2009.03.22放送 揺れる大国 プーチンのロシア 離反か 従属か 〜グルジアの苦悩〜 [HD]
2009.03.15放送 法隆寺再建の謎 [HD]
2009.02.16放送 沸騰都市 第8回 TOKYOモンスター [MPEG2]
2009.02.15放送 沸騰都市 第7回 シンガポール 世界の頭脳を呼び寄せろ [MPEG2]
2009.02.01放送 沸騰都市 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ [MPEG2]
2009.01.25放送 沸騰都市 第5回 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い [MPEG2]
2009.01.04放送 桂離宮 知られざる月の館 [MPEG2] [DVD]
2009.01.02放送 京都・丸竹夷(えびす)にない小路 [MPEG2]
2008.12.08放送 引き揚げはこうして実現した 〜旧満州・葫蘆(ころ) 島への道〜 [MPEG2]
2008.11.30放送 雨の物語 〜大台ケ原 日本一の大雨を撮る〜 [MPEG2]
2008.11.10放送 デジタルネイティブ 〜次代を変える若者たち〜 [MPEG2]
2008.10.12放送 病の起源 第4集 読字障害 〜文字が生んだ病〜 [MPEG2]
2008.09.21放送 映像詩 里山 III 森と人 響きあう命 [BD]
2008.06.29放送 沸騰都市 第4回 イスタンブール 激突 ヨーロッパかイスラムか [MPEG2]
2008.06.22放送 沸騰都市 第3回 ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資 [MPEG2]
2008.05.19放送 沸騰都市 第2回 ロンドン 世界の首都を奪還せよ [MPEG2]
2008.05.18放送 沸騰都市 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー [MPEG2]
2007.04.29放送 日本国憲法 誕生 [MPEG2]
2007.04.15放送 新シルクロード 激動の大地をゆく 第1集 炎と十字架 [MPEG2]
2007.04.01放送 激流中国 富人と農民工 [MPEG2]
2007.03.04放送 歌麿 紫の謎 [MPEG2]
2007.01.28放送 インドの衝撃 第1回 わき上がる頭脳パワー [MPEG2]
2006.11.05放送 ラストメッセージ 第1集「こどもたちへ 漫画家・手塚治虫」 [MPEG2]
2006.05.10放送 プラネットアース 第4集「乾きの大地を生きぬく」 [MPEG2]
2006.05.09放送 プラネットアース 第3集「洞窟 未踏の地下世界」 [MPEG2]
2006.05.08放送 プラネットアース 第2集「淡水に命あふれる」 [MPEG2]
2006.05.07放送 プラネットアース 第1集「生きている地球」 [MPEG2]
2006.01.17放送 情報テクノロジーは命を救えるか 阪神・淡路大震災の教訓は、いま [MPEG2]
2006.01.21放送 “グーグル革命”の衝撃 あなたの人生を“検索”が変える [MPEG2]
2005.11.05放送 立花隆 最前線報告 サイボーグ技術が人類を変える [MPEG2]
2005.02.19放送 気候大異変 第2回 環境の崩壊が止まらない [MPEG2]
2005.02.18放送 気候大異変 第1回 異常気象 地球シミュレータの警告 [MPEG2]
2005.01.29放送 シリーズ同時3点ドキュメント 第2回 移民漂流 10日間の記録 [MPEG2]
2005.01.28放送 シリーズ同時3点ドキュメント 第1回 マネー 思惑の激突 [MPEG2]
2004.04.03放送 映像詩 里山 II 命めぐる水辺 [DVD]
2002.09.04放送 変革の世紀 第4回 〜見えない脅威〜 [MPEG1]
2002.07.14放送 変革の世紀 第3回 「知」は誰のものか 〜インターネット時代の大論争〜 [MPEG1]
2002.05.12放送 変革の世紀 第2回 情報革命が組織を変える〜崩れゆくビラミッド組織〜 [MPEG1]
2002.04.14放送 変革の世紀 第1回 国家を超える市民パワー〜国際政治に挑むNGO〜 [MPEG1]
1999.05.04放送 エンデの遺言 根源からお金を問う [DVD](VHSからのダビング)

● NHK|プロフェッショナル 仕事の流儀
2009.04.07放送 建築家・伊東豊雄 [HD]
2009.02.10放送 考古学者・杉山三郎 ロマンに生きてもいいじゃないか [MPEG2]
2008.09.23放送 食の秋スペシャル プロフェッショナルのレシピ [BD]
2008.04.01放送 ウェブデザイナー・中村勇吾 ワンクリックで、世界を驚かせ [MPEG2] [BD]
2008.03.11放送 心臓内科医・延吉正清 向き合うのは、命の鼓動 [BD]
2008.02.19放送 中小企業経営者・片山象三 あきらめなければ、失敗ではない [BD]
2008.02.12放送 音楽プロデューサー・武部聡志 心揺さぶる歌は、こうして生まれる [BD]
2008.02.05放送 フレンチシェフ・岸田周三 若き求道者、未到の地へ [BD]
2008.01.08放送 すし職人・小野二郎 修行は、一生終わらない [BD]
2007.12.18放送 キュレーター・長谷川 祐子アートは人を“自由”にする [BD]
2007.12.11放送 絵本作家・荒井良二 きのうの自分をこえてゆけ [BD]
2007.11.20放送 ヘアデザイナー・加茂克也 あきらめないから、美しい [BD]
2007.04.10放送 建築家・隈研吾 “負ける”ことから独創が生まれる [MPEG2]
2007.03.27放送 スペシャル 映画監督・宮崎駿 映画を創る 〜宮崎駿・創作の秘密〜 [MPEG2]
2007.03.01放送 技術者・渡辺誠一郎 シリコンバレー、疾風怒濤 [MPEG2]
2007.02.15放送 庭師・北山安夫 己を出さず、自分を出す [MPEG2]
2007.02.08放送 コンピューター研究者・石井裕 出過ぎた杭は誰にも打てない [MPEG2]
2007.01.18放送 漫画家・浦沢直樹 心のままに、荒野を行け [MPEG2]
2006.12.07放送 農家・木村秋則 りんごは愛で育てる [MPEG2]
2006.05.18放送 ライティングデザイナー・内原智史 光よ、深きものを照らせ [MPEG2]
2006.05.11放送 テストドライバー・加藤博義 極限でこそ笑ってみせる [MPEG2]
2006.04.27放送 ベンチャー経営者・秋山咲恵 夫と会社はこう育てる [MPEG2]
2006.04.06放送 プロデューサー・鈴木敏夫 自分は信じない 人を信じる [MPEG2]
2006.01.10放送 経営者・星野佳路 “信じる力”が人を動かす [MPEG2]
2004.12.17放送 工業デザイナー・深澤直人 デザインで心をつかむ [MPEG2]

● NHK|プロジェクトX 〜挑戦者たち〜
2001.05.08放送 日本初のマイカー・てんとう虫 町を行く(スバル360・富士重工業) [MPEG1]
2001.02.27放送 倒産からの大逆転劇 電気釜(電気釜・東芝) [MPEG1]
2001.01.23放送 ゴジラ誕生(映画『ゴジラ』・東宝) [MPEG1]
2000.12.19放送 女たちの10年戦争(男女雇用機会均等法・労働省) [MPEG1]
2000.12.12放送 町工場、世界へ翔ぶ(トランジスタラジオ・ソニー) [MPEG1]
2000.11.28放送 よみがえれ、日本海(ナホトカ号重油流出事故)
2000.04.04放送 窓際族が世界規格を作った VHS・執念の逆転劇(VHSビデオテープレコーダー・日本ビクター) [MPEG1]

● NHK|その時歴史が動いた
2008.12.10放送 一人、そしてまた一人 〜マザー・テレサ 平和に捧げた生涯〜 [MPEG2]
2007.10.03放送 特別企画 歴史ドキュメントゼロワン 〜グルメ誕生 北大路魯山人と器〜 [BD]
2007.07.04放送 冷戦の壁を破ろうとした男 〜石橋湛山・世界平和への願い〜 [MPEG2]
2007.04.11放送 所得倍増の夢を追え 〜高度経済成長の軌跡〜 [MPEG2]
2007.02.28放送 天下は我が掌中にあり 〜黒田如水・もうひとつの関ヶ原〜 [MPEG2]
2007.02.21放送 鉄は国家なり 〜技術立国 日本のあけぼの〜 [MPEG2]
2007.02.14放送 中国と国交を回復せよ 〜足利義満の日明外交〜 [MPEG2]
2006.12.20放送 母の灯火 (ともしび) 小さき者を照らして 〜石井筆子・知的障害児教育の道〜 [MPEG2]
2006.11.29放送 ひらがな革命 〜国風文化を生んだ古今和歌集〜 [MPEG2]
2006.05.31放送 これは正義の戦いか 〜ジャーナリストたちのベトナム戦争〜
2006.04.05放送 マッカーサーを叱った男 〜白洲次郎・戦後復興への挑戦〜 [MPEG2]
2006.02.01放送 新聞誕生 〜幕末・ジョセフ彦の挑戦〜 [MPEG2]
2004.12.15放送 それからの新選組 〜土方歳三、箱館に死す〜 [MPEG2]
2004.11.24放送 ニッポンに学べ!タイの”明治維新” 〜「王様と私」・ラーマ五世の苦闘〜 [MPEG2]
2003.02.19放送 夢は征夷大将軍〜徳川家康・逆転の戦略〜 [MPEG1]
2003.01.29放送 外交立国の志、いまだ死なず 〜榎本武揚、箱館戦争終結の決断〜 [MPEG1]
2002.12.18放送 ベートーヴェン 第九誕生! 〜民衆に自由を呼びかけた交響曲〜  [MPEG1]
2002.10.16放送 必勝の方程式、江戸を制す 〜大村益次郎、彰義隊撃破の時〜 [MPEG1]
2002.09.04放送 日本人、南極の大地に立つ [MPEG1]
2002.07.03放送 平民宰相 原敬暗殺 〜くじかれた改革の夢〜 [MPEG1]
2002.04.03放送 賽は投げられた 〜英雄カエサル・ローマを変えた運命の決断〜 [MPEG1]
2002.01.30放送 志のある者 立ち上がれ 〜獄中の出会いが生んだ吉田松陰の思想〜 [MPEG1]
2001.11.14放送 前田利家の妻・まつの決断 〜加賀百万石・息子への教え〜 [MPEG1]
2001.12.05放送 改革者・大久保利通 暗殺の悲劇 [MPEG1]
2001.10.10放送 不平等条約を改正せよ〜陸奥宗光 [MPEG1]
2001.10.03放送 走れ!AA型〜国産自動車誕生物語〜 [MPEG1]
2001.06.13放送 伊達政宗、百万石への挑戦 [MPEG1]
2001.06.06放送 土方歳三 北の大地に散る〜戊辰戦争、最後の激戦〜 [MPEG1]
2001.05.30放送 徳川吉宗、執念の財政再建〜米将軍・最後の決断〜 [MPEG1]
2001.02.07放送 6000人の命を救った外交官 〜杉原千畝 ビザ大量発給決断の時〜 [MPEG1]
2001.01.10放送 男たちよ、立て!北条政子 演説の時 [MPEG1]
2000.12.20放送 サムライ・福沢諭吉 アメリカに立つ! [MPEG1]

● NHK|その他NHK
2009.03.07放送 NHKドラマスペシャル 白洲次郎02「1945年のクリスマス」 [HD]
2009.02.20放送 地球特派員スペシャル「壁崩壊から20年・グローバル資本主義の未来」 [MPEG2]
2009.02.28放送 NHKドラマスペシャル 白洲次郎01「カントリージェントルマンへの道」 [HD]
2007.11.24放送 NHKドラマスペシャル 海峡03「一人だけの海峡」 [MPEG2]
2007.11.23放送 NHKドラマスペシャル 海峡02「海を越える誓い」 [MPEG2]
2007.11.17放送 NHKドラマスペシャル 海峡01「釜山港の別れ」 [MPEG2]
2007.03.18放送 永遠の庭に挑む〜作庭家・重森三玲が残したもの〜 [MPEG2]
2007.01.02放送 青海チベット鉄道 世界の屋根2000キロをゆく [MPEG2]
2006.07.22放送 土曜ドラマ 人生はフルコース 最終回「愛情と工夫と真心」 [MPEG2]
2006.07.15放送 土曜ドラマ 人生はフルコース 第2回「留学とバイキングとハンバーグ」 [MPEG2]
2006.07.08放送 土曜ドラマ 人生はフルコース 第1回「銅鍋とレシピとパイナップル」 [MPEG2]
2006.03.11放送 デザインルームの6ヶ月 ― イタリア・スーパーカー誕生 [MPEG2]
2006.02.02放送 偉大なる旅人 鄭和 第二部「見果てぬ夢」 [MPEG2]
2006.02.01放送 偉大なる旅人 鄭和 第一部「運命の航海」 [MPEG2]
2005.08.01放送 山田風太郎が見た日本 未公開日記が語る戦後60年 [MPEG2]
2003.02.27放送 にんげんドキュメント 命ある建築を〜安藤忠雄・創造の現場〜 [MPEG2]

● NHK教育|トップランナー
2005.12.11放送 デザイナー・ナガオカケンメイ [MPEG2]
2005.06.05放送 映像作家・新海誠 [MPEG2]
2005.01.03放送 "考え方"が動き出す 佐藤雅彦研究室が生む新しいアニメーション [MPEG2]

● 日本テレビ
2008.08.01放送 ヒットメーカー 阿久悠物語 5000曲を生んだ天才の激動生涯 [MPEG2]
2005.12.27放送 河井継之助 〜駆け抜けた蒼龍〜 [MPEG2]

● TBS|世界遺産
2008.03.23放送 ロレンツ国立公園 II [BD]
2008.03.16放送 ロレンツ国立公園 I [BD]
2008.03.09放送 慶州歴史地区 [BD]
2008.02.24放送 ビスカヤ橋 [BD]
2008.02.17放送 ニサのパルティア時代の要塞 [BD]
2008.02.17放送 国立歴史文化公園“古代メルヴ” [BD]
2008.02.10放送 パーヌルル国立公園 [BD]
2008.02.03放送 サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群 II [BD]
2008.01.27放送 サンクト・ペテルブルグ歴史地区と関連建造物群 I [BD]
2008.01.13放送 シドニー・オペラ・ハウス [BD]
2008.01.06放送 スマトラの熱帯雨林遺産 [BD]
2007.12.16放送 サマルカンド─文化交差路 [BD]
2007.12.09放送 ボルドー・月の港 [BD]
2007.12.02放送 アッシジ、サンフランチェスコ聖堂と関連遺跡群 [BD]
2007.11.25放送 古典主義の都ヴァイマール [BD]
2007.11.11放送 氷河 Glacier 〜世界遺産が語る地球46億年 II〜 [BD]
2007.09.23放送 キュー王立植物園 [BD]
2007.09.09放送 屋久島 II [BD]
2007.09.02放送 屋久島 I [BD]
2007.08.26放送 プランタン−モレトゥスの家屋・工房・博物館複合体 [BD]
2007.02.25放送 ヒエラポリスとパムッカレ [MPEG2]
2006.06.18放送 チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅 [MPEG2]
2006.03.05放送 マサダ [MPEG2]
2006.02.26放送 エルサレム旧市街とその城壁 II [MPEG2]
2006.02.19放送 エルサレム旧市街とその城壁 I [MPEG2]
2005.11.06放送 古都グアナファトと近隣の鉱山群 [MPEG2]
2005.07.10放送 ドレスデンのエルベ川流域 [MPEG2]
2005.06.26放送 リートフェルト設計のシュレーダー邸 [MPEG2]
2005.06.19放送 泰山 [MPEG2]
2005.06.12放送 フィレンツェ歴史地区 II [MPEG2]
2005.06.05放送 フィレンツェ歴史地区 I [MPEG2]
2005.03.06放送 ドゥブロヴニク旧市街 [MPEG2]
2005.02.20放送 トカイ地方のワイン産地の文化的景観 [MPEG2]
2005.02.13放送 黄山 [MPEG2]
2005.01.16放送 紀伊山地の霊場と参詣道 II [MPEG2]
2005.01.09放送 紀伊山地の霊場と参詣道 I [MPEG2]
2004.12.19放送 クルシュー砂州 [MPEG2]
2004.11.14放送 アレキーパ市歴史地区 [MPEG2]
2004.11.07放送 シングヴェットリル国立公園 [MPEG2]
2003.07.27放送 ヴェネツィアとその潟 II [MPEG2]
2003.07.20放送 ヴェネツィアとその潟 I [MPEG2]
2003.06.29放送 ウィーン歴史地区 [DVD]
2003.06.22放送 イスタンブール歴史地区 [DVD]
2003.06.15放送 ブルノのトゥーゲントハット邸 [DVD]
2003.06.01放送 フェスのメディナ(旧市街) [DVD]
2003.05.25放送 パリのセーヌ河岸 [DVD]
2003.04.27放送 天壇 [DVD]
2003.02.23放送 イビサ、生物多様性と文化 [DVD]
2003.02.02放送 ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター寺院と聖マーガレット教会 [DVD]
2003.01.26放送 ヴェルサイユ宮殿と庭園 [DVD]
2002.11.24放送 エルチェの椰子園 [DVD]
2002.05.19放送 ランスのノートルダム大聖堂、サン・レミ聖堂、トー宮殿 [DVD]
2002.09.01放送 べームスター干拓地 [DVD]
2002.03.31放送 グラナダのアルハンブラ宮殿 ヘネラリーフェ離宮 アルバイシン地区 [DVD]
2001.10.28放送 建築家ヴィクトル・オルタによる主な都市邸宅 [DVD]
2001.08.26放送 ポンペイ、エルコラーノおよびトッレ・アヌンツィアータの遺跡 [MPEG1]
2001.06.17放送 ローマ歴史地区 II [MPEG1]
2001.06.10放送 ローマ歴史地区 I [MPEG1]
2001.05.27放送 グラーツ歴史地区 [MPEG1]
2001.04.22放送 ナスカおよびフマナ平原の地上絵 [MPEG1]
2001.04.01放送 ポトシ市街 [MPEG1]
2000.12.10放送 ブラジリア [MPEG1]
1999.05.16放送 ハルシュタット・ダッハシュタイン、ザルツカンマーグートの文化的景観 [MPEG1]
1999.04.18放送 九寨溝 [MPEG1]
1999.04.04放送 ザルツブルク市街の歴史地区 [MPEG1]
1999.03.21放送 ブダペストのドナウ河岸およびブダ王宮地区 [MPEG1]
1999.03.07放送 ベルセポリス [MPEG1]
1996.12.08放送 ギョレメ国立公園とカッパドキア [MPEG1](VHSからのダビング)
1996.11.24放送 イスタンブール歴史地区 [MPEG1](VHSからのダビング)

● TBS
2007.02.07放送 超地球ミステリー特別企画「1秒の世界2」 [MPEG2]
2006.01.20放送 超地球ミステリー特別企画「1秒の世界」 [MPEG2]
2005.12.04放送 夢の扉 東大生が宇宙に挑む 世界最小の手作り衛星 [MPEG2]
2005.08.05放送 TBSテレビ50周年 涙そうそうプロジェクト ドラマ特別企画:広島・昭和20年8月6日 [MPEG2]

● MBS|情熱大陸
2008.03.16放送 バッグデザイナー・山口絵理子 [MPEG2]
2007.10.14放送 グラフィックデザイナー・佐藤卓 [MPEG2]
2007.07.15放送 東洋文化研究家・アレックス・カー [MPEG2]
2005.12.14放送 占星術研究家・鏡リュウジ [MPEG2]
2005.10.30放送 イラストレーター ・寄藤文平 [MPEG2]
2003.01.05放送 工業デザイナー・川崎和男 [MPEG1]
2002.09.15放送 教育学者・齋藤孝 [MPEG1]
2001.12.16放送 放送作家・おちまさと [MPEG1]
2001.11.11放送 音楽家・久石譲 [MPEG1]
2001.08.26放送 女優・松たか子 [MPEG1]
2001.06.17放送 演出家・三谷幸喜 [MPEG1]

● テレビ朝日
2009.03.15放送 ABC TV開局50周年記念ドラマ「落日燃ゆ」 [HD]
2008.12.06放送 ドラマスペシャル 男装の麗人 〜川島芳子の生涯〜 [BD]
2004.12.04放送 キヤノンスペシャル 光の惑星 地球5千年の旅 [MPEG2]

● テレビ東京|美の巨人たち
2009.02.14放送 正阿弥勝義「群鶏図香炉」 [MPEG2]
2009.01.31放送 加山又造「冬」 [MPEG2]
2008.11.08放送 デュフィ「電気の精」 [MPEG2]
2008.11.01放送 尾形光琳「風神雷神図屏風」 [MPEG2]
2007.03.31放送 三上誠「灸点万華鏡」 [MPEG2]
2007.02.10放送 フランク・ロイド・ライト「落水荘」 [MPEG2]

● テレビ東京
2007.02.12放送 ドラマスペシャル李香蘭02 満州編 [MPEG2] [DVD]
2007.02.11放送 ドラマスペシャル李香蘭01 上海編 [MPEG2] [DVD]

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七代目 2009- SONY VAIO RT91JS 1.5TB + 1TB + 500GB
六代目 2007- SONY Blu-ray Disc Recorder BDZ-V7 250GB
五代目 2005- SONY VAIO VGX-XV80S 2TB
四代目 2004- SONY VAIO VGC-​V201 160GB
三代目 2002- SONY VAIO PCV-​LX92G/BP 60GB
二代目 2001- SONY VAIO PCV-​MXS1 80GB
初代  1997- SONY VAIO PCV-S610 8.4GB
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sensorium と Night and Day


この記事は、忘れかけている自分に対して書いている。いや、忘れかけるくらいになったからようやく書けるのかもしれないほど、ある一時期はsensorium(とその影響によって派生した数々の作品)に熱狂し、影響されていたから、あまりヘタなことは書けないなと思っていた。

かつてsensoriumというプロジェクトがあった。「センスの館」と名付けられたそのプロジェクトは、1996年に行われたインターネットワールドエキスポジションというイベントに向けて始まったプロジェクトで、インターネットでしかできない新しい表現を探求するプロジェクトだったという。思えば僕らはここから大きな影響を受けて物作りをしてきた。ここから上田壮一さんは「Think the Earth」を立ち上げ、竹村真一さんは「触れる地球」を作った。インターネットという新しいメディアができたことによって初めて感じることができるようになったことを表現した画期的な企画だった。

そのなかでも個人的には一番好きだったのが、Night and Day。世界中の24の都市に設置されたライブカメラによる画像を、地球の丸みに沿ってぐるりと並べ、1分置きに更新されるという単純なプログラム。これをじっと眺めていると、徐々に夕焼けが隣のライブカメラに移ろってゆき、昼と夜の画面が少しづつ動いていく。インターネットによって初めて表現された時間の表現だった。もともと時計や暦というものは、地球を外から見ないとわからないような「時間」という概念を具体化するための装置だった。その時間という装置に踊らされている僕たちがいるわけだ。そんな固定化された時間表現に対する新しい見方を表現している。

Night and Dayは、当然当時のインターネット環境を前提につくられたものだけれど、今なおこれを超えるストイックな時間表現はないと思う。時間について考え始めるといつも常にNight and Dayに立ち返る。そしてこれを見るといつも1996年くらいの黎明期の頃の、インターネットをつかったらなにができるだろう?というポジティブなワクワク感を思い出す。

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sensorium
http://www.sensorium.org/

Night and Day
http://eto.com/1998/nightandday/

Think the Earth
http://www.thinktheearth.net/jp/

触れる地球
http://www.tangible-earth.com/
| 情報デザイン・メディアデザイン | 23:45 | comments(1) | - |
契機は2011年かもしれない


2011年に地上波アナログ放送が終了した結果、デジタルハイビジョン放送は、2014年のメディア社会を映像化した作品、EPIC2014におけニューヨーク・タイムズ誌のように、金持ちと老人のためだけのメディアになるという説がある。その従来の放送番組の代わりに、youtubeやニコニコ動画に投稿された映像を見るようになるという。いまでこそ権利問題やクオリティが低いこれらのインターネットを使ったメディアは劇的に変化し、若年層を中心に急速に市民権を得るようになるのかもしれない。

契機は2011年かもしれない。
その結果、なにが起こるのか。

CMを基盤とした民放の無料放送インフラが徐々に機能しなくなり、CMの広告収入がゆるやかな崩壊を始める。事実1990年代初頭にヒットしたテレビドラマは平均的に視聴率20%〜30%台を獲得していたが、2000年を過ぎた頃から、最大でも13%程度まで落ち込んでいる。これはメディアが多様化したことが原因だというのが通説だけども、この状況が2011年以降劇的に変化する可能性を持っている。現在、CMによる広告収入に利益の大部分を追っている大手広告代理店は根本的なビジネスモデルの転換を求められるかもしれない。その結果、多くのマス・コミュニケーションが変化せざるをえなくなる。そんな未来も、ちょっとウソではないなということを垣間見ている気がする。

その果てになにが起きるのか。

youtubeへの違法アップロードの議論を見るよりも前に、著作権制度はデジタル技術の本質についていけていない為に抜本的な改革を求められる。<2002.12.25 NHKスペシャル 変革の世紀第三回「知は誰のものか」>その対応策の一つとして<クリエイティブ・コモンズ>という動きが始まっている。

マス・コミュニケーションにかわって、ブログに端を発した個人メディアから得る情報が個人の購買行動・ライフスタイルに大きな変化を与えていくのかもしれない。<2007.02.16 新しいテレビです

更にそれが個人のライフスタイルを定義していくとすれば、必然的に政治のスタイル、資本主義(経済)、民主主義(政治)にまでメスを入れていかざるをえないのではないか。というのが<2007.05.13 アルビン・トフラー「第三の波」1980年>という本に書かれていたことであると思う。


15世紀ヨーロッパで起きたグーテンベルクによる活版印刷技術によって、当時ラテン語でしか写本されていなかったキリスト教の聖書を「大量に」印刷できるようにした。それを一、地方言語に過ぎなかったドイツ語に翻訳して出版したマルティン・ルターによって(大衆が、ラテン語の読めるローマ教会の司教を通さずとも誰でも読めるようになったので)宗教改革が起こり、ローマ・カトリックからプロテスタントが派生し世界が激変したことは、メディア論の世界では常識だけども、15世紀の活版印刷技術に対応するものが20世紀のインターネットだっていうのは、ずいぶん前から言われていることである。
| 情報デザイン・メディアデザイン | 01:17 | comments(0) | - |