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[log] I-mage2#04 情報デザイン 渡辺保史氏
speaker:渡辺保史氏
date & place:2003年6月4日
国際大学グローコムにて
情報デザインてなんだろうね?なんのやくにたつの?情報デザイン入門。二年前に新書で出しました。
とっかかりとして、イームズの映像。8分間で世の中の全てを説明している。最初はピクニックをしている男女でからスタートして、10秒で10倍くらいにかくだいして、数分で銀河系まで拡大するのが、今度は逆に物質の世界へ。1978年の作品。イラストレーションと写真。IBMがスポンサーであるけれどまったくデジタルではない。20世紀が生んだ情報デザインの成果の一つではないかなと思う。なんでこれが情報デザインか?世の中にある全てを説明するときに、どこから切るのか。垂直にスケーラブルに拡大したり縮小したり、軸が設定されている。10秒で90%づつ、10という距離感。規則性。世の中を構造化して、いままでになかった見方をするというのが、情報デザインの定義ではないかな。と思います。僕らついつい情報デザインて、非常にデジタル名ものだとか、専門的なものだと思いがち。よくいわれるのがウェブデザイン?編集?出版物とかね。これはあたってないことはないけれど、含まれている。もっとさかのぼれば、サインシステムって、非常口のサインだとか、鉄道の路線図だとか。人になにかを伝えるときの情報デザイン。これがクローズアップされている。世の中の森羅万象をなんらかの規則に従って見え方を考える設計の仕方だと。もうひとつ誤解されがちなのが、プロのデザイナー、情報デザイナーみたいな人がいます。スーパークリエイター。この人がなんらかのかたちで、メッセージを発信して、うけとられる。なにかをつくって見せる。このルートが情報デザインだというひともいるがそれは違う。たとえば、冷蔵庫って写真集があるんですけど、これをうちでスキャンしてきたんですけど、こういうのも情報デザインていうとおもうんです。みなさんのおうちのお母さんもこういうことやってると思うんです。これが情報デザインだと思うんです。冷蔵庫の壁面が家庭内の情報共有。本人にもせいりついているかどうかわかんないんですけど。子供の給食の献立表かなにかわからないけですけど、空間的に情報をデザインしているんです。誰かに情報を伝える、シェアするというのは情報デザイン的なチカラがさようしている。誰しもが無意識にやっている。環境の中でひとと物が対話している。このひとが自分の身の回りの世界にピックアップしてるとしますよね。非常口がある、とか。常に体の中で情報処理がされているんですよ。ここにも既に情報デザインが発生している。もう何十年も前から情報社会論で言われていることです。世界には情報が充満している。これを僕らは自分のカラダだとか、道具をつかってピックアップしている。この時点から情報デザインがはじまっている。

情報っていうのは、なんでも情報ですよ。それを言い出すときりがないんだけど、人と人がコミュニケーションしているとき、僕の格好だとかみぶり、スクリーンの中に投影されている情報だとか。それがたまたまものになっているとか。違いはあるけど情報として見えることができる。

じゃあそういうことをいままで僕ら無意識的にやってたんだけど。自覚的な情報デザイナーが居た。だからこそこの分野が確立した。出版物の編集だとか、自覚的に情報デザインしていたひとがいた。

太平洋の海洋民がつかっていた海図。これまがった木の枝なんですけど。どうやら潮流に乗っていけばこの島にたどりつけるとかが、彼らの身体感覚のなかにあって、自分の身の回りにあるなかで、彼らは字をもってないけど、ハンドメイドの情報デザインをしていたんですね。もっと近代的な情報デザイン手言う観点からすると、近代の情報デザインの出発点。こ れはナポレオンがフランスの皇帝になって、モスクワまで遠征にいってかえってきたルート。いったルートと帰ってきたルート。この太さは兵隊の数なんですよ。だんだん減ってますよね。どんどんどんどん死んでいってるんですよ。冬将軍。寒さに破れて負けた。かえってきたらこれしか人数が居ない。これがポスターになっていたりするんですよ。いろんなかたちで視覚的に情報をデザインしたりとか、社会の複雑さとか、いろんな要因をデザインするという手法が編み出された。

さっきのイームズなんかも別の情報デザインをしている。コンピュータの歴史を実物を展示して、空間を、順を追ってみることができる。1960年代になってきて、さっきのような映像や80年代になって、コンピュータを使った情報デザイン。GUIも1960年代の終わりに出てきて、改良に次ぐ改良されていま使われているがまだまだハードルが高い。誰かに情報を発信する手段。誰かとの対話の仕方とか。

ウェブがモザイクが出来て今年で10年。10年間でものすごい多様化して、これだけ10年間で急速に発展したメディアは無い。当然情報デザインのカッティングエッヂもウェブにいろいろ集約された。最近おもしろかったと思うのはblog。ウェブ上の日記がありますよね。これを見ると世界地図の上にblogを更新した人がでてきます。いろんな人の声がこだましている。これで地図上にポイントが出てくるので、本人のサイトにいくこともできる。地図の話が多いんですけども地図が好きなもんで。

これがアメリカのナスダックです。カーソルをあわせていくと、IBM、こっちいくとアップルコンピュータ。こっちいくとインテル。こういうかたちで普段はあんまり株式なんて見ないですけども、数字で出てきますよね。よく考えたな。

ごくごく見慣れた世界とか、よくわからないことだとか、あたりまえすぎて気が付かないことだとか。なんらかの発想の変換によって、表現する。

関心空間。自分と他人の関心。音楽だとかキーワードをあげていって、リンクかけていったりするんです。仙台つながりで、キーワードをいれましたとか。僕らが実験しているのが知材創造ラボ。フューチャーラボラトリーズ。ネットワーク上でブレストしてみようと。なんとかさんが好きな映画をみてみようと。これだとキーワードを入れて、ちょっと紹介文を入れたらしきいがすごく低い。目に見えなかったつながり。

函館スローマップ。5年前から函館に住んでいる。函館の旧市街をマップにしています。アイコン化されてのっている。グリーンマップ。ニューヨークで始まった。グリーンマップのアイコンを使った地図が世界中に百数十都市。同じ基準を使って、地域地域の地図をつくっている。何故こんなことをやっているのか?5年前に函館にもどってきたときに街として魅力がなくなっている。観光客が来る場所ってだいたい決まっているんですよ。そうじゃないところでもけっこうおもしろいところがある。以外と地元の人ほど函館のことに興味が無い。おもしろいことがないと言われているが、けっこうなごめるとことがあるよ。とアイコンを使って表現している。地図のRというアイコン。イノベーションという意味。僕らのプロジェクトで独自に創ったものなのですが、古い雑居ビルをクリエイターの仕事場にしたりとかがはやっているが、70年代から、函館ではあたりまえにやっていた。あたりまえのことだけど、今イノベーションがあるよと。いろんな気づきがあるんですね。何度もワークショップをやったり、ブレストしたりして小学生にアイコンのアイデア出しをしてもらったり、70人にスケッチをかいてもらって、いろんな人たちがかかわるようになる。創られたマップもあるけど、創るプロセスでの出会い。一種のコミュニティ。市役所の人とか商工会議所の職員だとかが、ある一つの目的を達成するために協力する。さっき言ったように一方通行のやりとりではなくて。ウェブでも言われているように、ユーザーセンタード、ユーザーまきこみがたデザイン。あるいはもうユーザーという言葉は不適切なのではないか。単純に人々と共にデザインをしたりする。こういうことは情報デザインの世界で重要ですよということは叫ばれてきたりする。日本のデザイン教育でも、ユーザーの現場にいって、そういう人と作品作りをする。プロとデザイナーなどという立場をとっぱらって。デザイナーはこういうひとたちの交通整理をする。小学生と市役所の職員が一緒に作業するときに、どっちにあわせるかとか。間にたってやりとりをスムーズにさせるという媒介約。そういう立場としてのデザイナーがこれから求められていると思います。少し今の話に対するQ&A、質問などを受け付けます。


5000部すって、観光案内所だとか、地図に掲載されているカフェだとか、FMイルカ。直接ウェブをみたひとだとか。そういう人に配信している。観光客にも地元の人にも使えるようにしたい。制作費は助成金、補助金、北海道庁から助成金をもらったり、商工会議所からもらったり。全部で190万くらい。半年間でワークショップをやったり。最終的には僕らから15万づつくらい持ち出しになりました。

今まで発言もできなかった人々が、発言できるようになるだけで、いろんなひとたちが世界中に生活しているんだということを、表に出すことを支援することがプロの役割だと思うんですよ。もちろんこちらで非常に完成度の高いエンターテイメントの作品だとか、演奏家の作品がいろんな人の支持を得るのはエンターテイメントとして変わらないでしょう。エンドユーザーが発言できるような流れをつくっていかないといけないですよね。インターネットの為にもなるし、世の中のためにもなる。

一人の人が属するコミュニティって、学校とか、職場関係だけだったり。地元の町内会にも属しているし、PTAにも属しているし、仕事上でのコミュニティにも属している。コミュニティの重なり合いの多さが人生を豊かにする。というか。それを支援していくものとして、情報デザインをしています。いままでコミュニケーションていうと、一対一のイメージがあったけど、複数のコミュニティの関わり合いが多いほうがよい。

Q.情報洪水の中で真実を正しくつかみとるには?
A.リチャードソールワーマンて人が居て「これは情報ではない」ていう本が出てます。この人は情報デザイン界のたいかです。元々建築家なんですけども。情報の濁流にのまれている現代人に対して、いろいろ指示してくれる。もうひとつは相手にきちんとコミュニケーションが伝わっているか。ということが書いてあります。編集者でもありオーガナイザー。世の中の情報は膨大にあり、それを整備する基準はじつは5つしかない。50音順、連続する量:連番、さっきの冷蔵庫のように:空間的な配置、それから時間。映像メディアは全部時間で順番に流れていますよね。最後にカテゴリー。たとえばスーパーマーケットのカテゴリー。野菜は野菜。乳製品は乳製品。企業の組織構造も総務部とか研究開発とか営業は営業。意味のあるもの。あと新聞の紙面のレイアウトもそうですね。重要度によってこっち側に題字があって、一番目二番目三番目。分解してみると5つしかないよと。ほかにもいろんなことを言っている。

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