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加賀に来たからには行かなくてはならないところがたくさんあるのです
金沢に来たのは5年ぶりだ。その頃はまだ21世紀美術館もなかったし、金沢駅も古い頃で日本海沿岸独特のどことなくさみしげな、しかしそれがまた良い雰囲気を残す古い古い駅舎だったが、だいぶ派手にリニューアルされてしまった。全体的に再開発後のピカピカした感じになってしまっているが、金沢の、あの「名古屋と京都を足した」派手だけど洗練されている感じは健在だ。東京からだと飛行機を使わざるを得ない感じがするけど、京都からだと車で約3時間で着くので、だいぶ気楽に行ける。このあたりが京都に家があることの大きなメリットだと思っている。


福光屋本店

とりあえず加賀に来たからには行かなくてはならないところがたくさんあるのです。

日本酒の「福光屋
加賀麩の「麩室屋
兼六園の中にある茶室「時雨亭
茶屋「志摩」(国指定 重要文化財)
北大路魯山人の別荘「いろは草庵
山代温泉にある旅館「白銀屋」と「べにや無何有
山中漆器の「嘉門工藝


時雨亭の縁側

いずれも現代まで残った文化資源と素材を生かした最高の料理であり、日本的なサステナビリティーのかたちであり、非常に「21世紀的な」文脈を持った地域だと昔から思っていた。やっぱり素材の上では京都ではとうてい太刀打ちできないものがあり、どこで飯を食っても基本的に美味いのは、素材の質が良いからだと思う。考えてもみればすぐそこに日本海があるので当たり前といえば当たり前だが、あらためて当たり前に驚く。


志摩のエントランスの吹き抜け

そんな日本海でとれた食材によって作られた料理によって魅せられ、料理人への道を開かれたのが北大路魯山人だ。当時は篆刻作家だった魯山人は32歳のときに山代温泉の看板をつくるために加賀へやってきた。逗留中に金沢の近江市場で買ってきた食材で京料理をつくりはじめ、とうとう九谷焼で自分で皿をつくるまでに至る。この間約半年間であったらしい。この出会いがきっかけで、一篆刻作家が、あの美味しんぼの海原雄山のモデルである美食家、北大路魯山人となるのである。


麩室屋の井戸と「わらじ麩」

最近、家をつくっていて思うのは、電気配線でも水道管工事でも棚板をつくるためにのこぎりをつかったり、かんなをかけたり。案外やってみればできるもので。デザインだけでなく、写真も文章もといろいろやっているつもりで、まだまだ世界が狭いと思わざるをえない。魯山人から学ぶものがあったとすれば、どこか一つの領域を突き詰めるのみにあらず、マルチに世界観を作っていくことに恐れないということかもしれない。

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北大路魯山人 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/北大路魯山人

2007.03.28 北大路魯山人の皿 - tamalog
http://tamachan.jugem.jp/?eid=283
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