2022.07.04 Monday
スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
| - | | - | - |
tamalogOutput and input from 1998 to 2010
2009.05.29 Friday
無印良品から学んだ唯一のこと
かつて無印良品に熱中した時期があった。お手軽な価格で、ミニマルで、飾らないことがブランドコンセプトであったと思うが、今となってみるとどこかチープで、実際問題トレースルートできるほど良い素材を使っているわけでもなく、大量生産時代の最後の手段だと、皮肉を言われる状況であることも事実だと思われる。 そんな無印良品から学んだ唯一のことは、素材のマテリアル感を際立たせたしつらいは、衝動的に消費行動をしたくなるように、インスパイアされることなのではないかと思った。 そういえばうちのインテリアは、すべて無印良品の換骨奪胎をやってることに気がついた。 リスンのお香の束を食べたくなる感じ 唐長のカラーパレットから色を選んでコピペしたくなる感じ HIGASHIYAの和菓子を全部食べきれないのに全部注文したくなる感じ 錦市場のかね松の京野菜を選んでその場で料理したくなる感じ かまわぬの手ぬぐいのラインナップに季節を感じる感じ 単純に無印良品の商品を買ってきて、それが並んでいるだけの家って気持ち悪いけれど、あのなんとも言えない、無印良品に居るときに「買いそろえてしまいたくなる感じ」っていうのは、なんなんだろう? さまざまこれまで無印良品批判がされてきたなかで、そこが実は唯一絶対の価値なんではないかと、無印良品が無印良品たる所以は、あの、生活をインスパイアされる感じ、なのではないかと思う。そのインスパイアされる感じが、レゴで言えば突起なのであり、消費者が、つくりたくなると思える程度に、ライブラリー化されていつつも、その組み合わせ如何によっては、どうにでも自由につくれる。 消費者の能動性をほどよくひっぱりだせるデザイン。無印良品万歳。 | - | 03:15 | comments(0) | - |
|