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生々流転


生々流転。いや、ちょっと意味は違うけれど、流転しています。まさか在東京三〇時間足らずで京都に戻ってくることになるとは、思いもよりませんでした。

思えば昨日、ふとしたきっかけで地球大学を見に丸の内のエコッツェリアに行ったのが始まりでした。そこで竹村さんと対談していた赤池学さんが水のプレゼンテーションの中で横山大観の生々流転を引用していた。

大気中の水蒸気からできた一粒の水滴が川をなし海へ注ぎ、やがて蒸発して龍となり天へ昇るという水系の循環を、四〇メートルにもおよぶ長い長い巻物に水墨で描いた作品なんだけれど、これが一九二〇年代のフランスの国際博覧会に出展したと。横山大観はその日本ブースも日本家屋を移築して、当時日本から、建具職人から、左官職人から、みんなつれていくなんてことをしたらしい。



さてさて。そんな久しぶりに会った竹村さんに「そういえば明日、京都の唐長に行くんだよ。前、なんか唐紙の話してたよね?明日京都にいる?」なんて言われたもので、五秒くらい悩んだ末に、京都に戻ることにしたのでした。こういう流れには乗らねばなるまい。



そこでやってきた京都・丸太町の唐長さんのサロンでプロデューサーのトトアキヒコさんと千田愛子さんに見せていただいた唐紙作品の数々は、ここ二年ほど、伝統文化の枠を超えて、芸術作品として唐紙を表現していこうとしているものだった。



竹村さんは、先日ヨーロッパからの帰りに、トランジットで一時滞在したカタールのドーハで、丁度その日オープンした、イスラム美術館(Museum of Islamic Arts)に日本とカタールの親善友好として、触れる地球を贈ることを考えていたときに、丁度唐長さんからコンタクトがあったらしい。シルクロードを通じて千年以上前から、同じような唐草模様がイスラムにもあるし、唐紙は日本からのギフトとして最高のものではないかという。



触れる地球と唐紙でなにが生まれるんだろうか。

「それにしても不思議なご縁だよねえ。こういう巡り合わせを生み出している神様がいるんだと思うんだよね。っていつも思うよ」と。見学後、大学に向かうタクシーの中で言っていたのが印象的だった。



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www.flickr.com|2009.07.28 唐長サルヤマサロン
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