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子供が生まれたら旦那も仕事やめたらいいのにって思う
名古屋にちょっと変わった夫婦がいる。この日も生後五ヶ月の子供と一緒に4〜5日くらい、僕の京都の家に滞在していた。子供が生まれてから現在まで、家族三人で日本中を旅して回っていて、あまり名古屋には帰っていないらしい。生まれてすぐの子連れでそんなことができるっていったいどういうことなんだろうと思いつつ。この日も、朝から大文字山に(子連れで)登った後に、近所のお寺を散歩していた。二人ともダンスをやっていて、考えるよりは先に体が動いてしまうタイプだ。



だからかどうかは知らないけれど、一年ちょっと前にできちゃった結婚した。丁度子供ができたっていう話を聞いたのが、愛知岡崎にある吉村医院という産婦人科の病院の見学ツアーの日だった。ここの病院のことはだいぶ気になっていたので、ツアーがあるって聞いて新幹線でやって来たまさにその日。旦那のよしおとも僕はその日に知り合ったんだった。

八丁味噌で有名な愛知県岡崎に、吉村医院という産婦人科の病院がある。うわさでは、古民家で出産するとか、妊婦に薪割りをさせるとか、そういう類の話を聞いてはいたけれど、ご本人はちょっと想像を絶したぶっとんだじいちゃんの先生だった。そんな吉村医院に通うようになり、子供を産んでからさらに現在までの話を聞いてみた。

Q.そもそも吉村医院に通うようになったきっかけってなんだったんだろう?

さやか
きっかけはてんつくまんの映画の上映会だった。その後友達四人と吉村医院に行ったのね。まさに横で妊婦さんが産んでる隣で先生と話をしてた。言うこといつも一緒で、いかに現代社会が間違ってるかってことと、私は医者が嫌いだってことと、女がどれだけ素晴らしい生き物かってことと、ゆるさん!とゆるす!っていつも言う。現代の産科学が間違っているかと。神の成すことであって人間が介入してどうにかなるとかってことじゃないとか。

工業的なものって、鉄とかって出来た瞬間が一番綺麗で、どんどん朽ちていくのに対して、元来日本でつかってきた木とかって、使えば使うほどに使い込まれて味が出て磨かれていく。ってのが先生の言い分なんだよね。

男女平等とか言ってどんどん女性の社会進出が進んでいるけれど、それは逆で女性が男性の地位まで自らの地位を下げている。それが男女平等の実態で、女性が男性化していると。女は子供産んで育てることをまずはやるべきなんじゃないかと。男性化が不妊の原因になっていたりする。

先生にカップルで会いにいくと、子供ができちゃう。特にその傾向が見られる。妊婦さん2〜30人が集まって話を聞きにいったり、先生の講演会を聞きに行ったあとに「子供ができたんですよ」って話をよく聞くんだよね。動物的感がうまれるとか。実際不妊治療的なことはなにもしてないと思うんだよね。「ワシのところに来るとみんな子供ができるんだー。はっはっは。」って言ってる。笑。産むまでの診察が楽しい「今日吉村医院行くの!るんるん」て感じだもんね。病院行く感じじゃない。

よしお
できちゃったときはさやかが凹んで、でも、先生に「うむ!元気な子供じゃ!」とか言われて、えー!って感じでびっくりしているのに「なんだ!子供ができて嬉しくないのか!?」とか言われて「子供ができるのに結婚してるも、してないも関係ないんじゃ!」って言われて。既成概念が一蹴される。ポジティブになるね。ふつうはなんかいろいろ医者に注意されるし脅されたりするし、病院なんて行きたくないんだけどね。

そういう話を女の子にすると、よしお、男だからわからないかもしれないんだけど!って言われる

さやか
吉村先生に「子供ができたら、びくびくするな!」って言われた。「びくびくしてないで、わくわくしてろ」と。10ヶ月間楽しかった。ほんと退院したくなかった。お産はグランドフィナーレだったね。


吉村医院のお産の家。ここで薪割りをしたり雑巾がけをしたりしながら出産までを過ごす

さやか
お医者さんが休日出勤したくないから、陣痛促進剤をつかったり、切ったり、吸引したりってことがあたりまえに行われているんだけど、吉村医院にいるとそんなこと信じられなくなるね。ほかの病院だと絶対計画的に出産させようとするからね。実際近くなると予定日を忘れなさいって言われる。

普通の病院だと、そもそも蛍光灯がぱーっとついて、足とか固定されて分娩台とかで産むわけですよ。生まれた赤ちゃんがいきなりわけわからないところに引っ張り出されて、それで泣いちゃうんだよね。普通病院では生まれたての子供は無理矢理でも泣かせなきゃダメなんだって教えるらしいんだけれど、生まれた瞬間に泣く必要はないはずなんだよね。

吉村先生の本にも書いてあるけど、つるんて感じで生まれてくる。自然にやってたらつるんて感じなんだよね。つるんてのが健康そうな感じだよね。出口を切っちゃったりすると、赤ちゃんも血まみれになっちゃうんだよね。吉村医院はほんと綺麗な状態で生まれてくるから、洗い流したりはしないんだよね。

逆子でも普通に出産させる。30週くらいの頃、逆子だった時期があって。びっくりしたんだけれど、先生は直しなさいとか言ってくれなくて「逆子ですね」で終わり。なんでも来い!っていう先生のスタンスが安心感を与えてくれるんだよね。


近所の黒谷金戒光明寺にて

Q.そういえば最近はずっと家にいないとか

よしお
そうそう。子供連れで友達二人とシェアハウスしているんだけど、最近ずっと家族三人で放浪している。年末からずっと名古屋に帰ってないねぇ。赤ちゃん連れで18切符で名古屋〜山梨の富士山の麓まで行って、そこから車で岐阜に行って、京都に行って、それから東京に大晦日に行った。高速バスも使うしフェリーも乗ったし飛行機で九州にも行ったし、ウォークナインてイベントでソウルにも行った。マイナス10度の中でおむつもかえたね。ソウルから北朝鮮の国境まで、途中だけの参加だけれど30キロくらい歩いた。そのときも俺がずっとゆうきを抱いて歩いてた。

さやか
産んで最初の一ヶ月間は家にいた。体力を復活させなきゃなんだよね。最初はメールするのもつらいんだよ。パソコンも一ヶ月はつかってなかった。二ヶ月目からはいきなり動き出していた。

よしお
最初新幹線だったかな。二ヶ月目でヤフードームのナイターを見にいったときに、盛り上がっちゃっちゃってたときにゆうきがびびりまくっていて、あのときは悪いことしたなぁと思った。その前の日には赤提灯に行ってたし。


石川家の一員として今日も日本を駆け巡ります

Q.これから仕事はどうしようって思ってるの?

ふつうみんな旦那さんが働いてるよね。「みんな子供が生まれたら仕事やめたらいいのにって思う」子供は毎日顔が変わるんだよ。最初はマイケルジャクソンのものまねしてたんだよね。原始反応ってうごきがあって、それは二〜三ヶ月で終わっちゃったんだけどそういうのも見れた。

さやか
みんな旦那が働いているから、嫁さんが外に出られないからって不安がっているんだよね。家庭を顧みない人っているじゃん、仕事があるからどうこうっていって家事しないとかって、あれって腹立つと思うんだよね。たぶん家目線てのがあって、そういうのが経験値として解ってないと。私もサラリーマンがどういう世界かわかっているから、よしおに、もっと早く働きなさいよ!とか言ってた可能性はあるし。

よしお
実家にいると「仕事もせんとー!」ってよく言われるけどね。ますます仕事ってなんなんだろう?って思うよね。ただ金を稼ぐだけのことだと思ってたりして、仕事をすごく浅く見てる人もいるだろうな。俺はそうだったけど、考えずに仕事が来るから。それがはたしていい働き方なのか。やめてみてすごく幅が広がった。

さやか
今の生活スタイルも、吉村医院は凄い影響しているよね。なんかの感覚が呼び戻された感じもするよね。人間なのか動物なのか。本来持っていた感覚がすごく呼び戻された感じがする。就職してバリバリ働いていた時期の価値観とは、まったく違う。よしおは農業を始めたいんだけれど、それもわかるし。

サラリーマン社会的には、育児休暇はやっぱりいたいよね。リスクは覚悟の上で育児休暇をとるっていう男性が増えていくといいんじゃないかなあ。まぁ貯金があるからなんとかなるってのもあるんだけれど、今は完全に無職。そういう状態じゃなかったらできないよねぇ。貯金を使い切るまでに次の仕事を考えようと思っている。これがまた面白いことに、よしおが仕事を辞めた直後に吉村医院に出会ったんだよね。それでさやかに子供ができた!って言われたと。計画をたてるよりは、おおむね導かれているっていう感じ。

よしお
もともとリクルートにいたんだけれど。最初やりたいことをやるためにお金が必要だったからあこがれて入ったけれど、なんか違ったね。嘘の仮面で踊ってました。笑。結果的には週末が凄い充実している三年半のサラリーマン生活だったね。そのために稼いでいるような。

さやか
よく驚かれるんだよねー。お母さん以外の人に抱っこされて泣かない赤ちゃんがいるなんてねー。って。こっちがびっくりだよ。笑。最近でも吉村医院に行く理由を見つけてはむりやりいってるよねー。

--インタビュー終わり

よしおとさやかを見ていると、夫婦ってどういうものかっていうことをたくさん学ぶ。それと吉村先生から、生命の本質とはなんなのかってことを教えてもらっているっていうのもあるが、そんな彼らが吉村先生に出会って、これからどういう生き方をしていくのかっていうことにとても興味深く思っている。そんなさやかちゃんも、とある名古屋のメーカー勤めなのだけれど、育児休暇の二年間をうまくつかって、今年の春からSFCの大学院に入学することになったのでした。丁度SFCにも保育制度が整った直後で、その第一号になったそうだ。旦那のよしおはSFCの近くに住んで農業がやりたいらしい。そのための家を現在探しているところだそうなので、なにか情報があったらよしお達に教えてあげてほしい。

よしおTwitter @yosuiwo

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よしおのブログ「育児バカンス」
http://ameblo.jp/yoshio-josh

吉村医院 しあわせなお産をしよう 愛知県岡崎市
http://www.ubushiro.jp/

「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書)
http://www.amazon.co.jp/「幸せなお産」が日本を変える-講談社-α新書
| ひと | 16:28 | comments(2) | - |
素敵な考えだと思います。
ただ、働く男性の価値観というものも受け入れるべきでは?
働くも働かないも一つの選択でしょうし、そこにはいろいろな考えが含まれています。

女性は素晴らしいものですが、男性と比較するものではないと思います。
女性は女性の、男性は男性の。
女性の社会進出もそういった観点で見てほしいです。
男性の子育ても、じょじょに社会になじんでいくといいですね。

子育てをどうか楽しんでください。
| | 2010/02/16 2:17 PM |
よしお達は2/18に開催されるgreen drinks Tokyoに来るらしいので
よかったら行ってみて、直接話してみてください!
テーマもまさに「グリーンな子育て」だそうな。

green drinks Tokyo
グリーンな子育て。子どもから学ぶサステナブルな社会のつくり方
2010年2月18日(木)@ARK HiLLS Cafe
19:00〜22:30

http://greenz.jp/2010/02/03/gdtokyo/
| tamachang | 2010/02/16 3:15 PM |