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常滑ラピュタ


愛知県にある常滑に寄ってみた。陶芸で街興しをしている所はけっこう好きでよく行っている。愛知県の南側、知多半島の突端のちょっと手前にあるこの陶芸の里は、名古屋から電車で約40分。中部国際空港の二つ前の駅で、かつては終点であったであろう駅を降りると、5分くらいで小高い丘が見えてくる。ここでは平安時代から陶器づくりが行われていた。

一時期は衰退するものの、江戸時代後期に復興して幕末に中国から導入された登り窯によって陶器作りが大量生産されるようになり、明治時代以降、陶管(陶製土管)やタイルが製造された。産業資材や衛生陶器の分野で全国屈指の生産地になる。そこからINAXが生まれ全国2位の製陶会社となる。それから常滑にはソニーの創業者の一人、盛田昭夫さんの実家である盛田醸造があったりする。





常滑が他の陶芸の里と決定的に違う点は、産業的な色合いが強い点であると思う。街全体がかなり小規模に密集していて、大量生産された産業資材、主に土管や瓶を道路や壁の資材として使っているために、町中がこんな作りになっている。陶芸の里というよりは、どっちかというと岡山の犬島にある銅の精錬所みたいな、いわゆる近代化遺産の部類に入るのかもしれない。なんにせよ中部地域っていうのは、常に製造業的な色合いを持つ地域だなぁと思う。





陶芸品ってやつは、いつ頃からか無性に集め始めた。しかしまだつくるに至っていない。料理をする上でそれを盛りつける器がどんなものかっていうことが、エクスペリエンスの要素の50%以上を決定してしまう。どんなに美味しい料理でも、器がダメだともうそれだけでぜんぜん違ってくる。なにも高価な器を使わなければダメだっていうことではないのだけれど、そこでいろんなことが見えちゃう。どんなに良い材を使った京町家でも蛍光灯で照らした瞬間に台無しになってしまうように。まぁでも常滑は元々が陶芸として発達してきた地域ではないんだろうか、あまり惹かれるものはなかった。



陶栄窯という登窯(のぼりがま)が残っている。明治20年頃のもので、全部で八室もある登窯は日本でも最大級だとか。このあたりが常滑に近代化遺産を感じるところだ。近代化遺産っていうのは、わりと日本中のあちこちにある。西洋における産業革命以降のいわゆる近代化を促進した形跡が残っている建造物のことなんだけども、レンガと石炭と煙にまみれて西洋に追いつけ追い越せという空気を感じる。

この街は、割と街並みが小規模で、丘にへばりつくように出来ているから、とてもラピュタっぽいんだと思う。





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