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地図から見た八丈島


久々に西粟倉村と京都以外のところに行きたくて、SFC井上研の人たちが八丈島に行くっていうんでついていってみた。思えば島っていうと瀬戸内の島ばっかりだったり、せいぜい隠岐の島の海士町くらいしか行ったことがなく、太平洋側にも当然、島は浮かんでいるわけで。そういえばぜんぜんなんの知識もないまま、とりあえず着いた。羽田空港から飛行機で50分。なんともあっさり着いちゃったもので、感慨も何もない。



飛行機は一日に三往復もしており、さくっと来てさくっと帰ることができてしまう。アクセスがいいようだけれど、風が強い島なので着陸できずに羽田空港に引き返すということが多々あり、ANAはあまり運行に対して積極的ではないらしい。2004年まで一日4便だったものが3便に減ったり、関西方面からの直行便が無くなったことで現在の状態に至っている。

当然船で、東京の竹芝桟橋から来ることもできる。距離にして287km。12時間の船旅となる。12時間てけっこう遠く感じるけれど、287kmって東京から名古屋くらいまで行けちゃう距離なのだ。深夜に竹芝桟橋を出発して、早朝に八丈島に到着する。島はやっぱり船だよね!っていう向きにはオススメ。



16時着の3便、ANA829便で島に到着。上空から見ると既に家の形や植生がだいぶ違うことに気づく。なんだかモコモコしていて、ちょっと日本の風景ではないような。亜熱帯気候なので、雨がものすごく多い。植生に関しては追って詳しく書くことにして、八丈島は北緯33度06分34秒の位置にあり、ほぼ福岡や大分あたりの緯度になるのだ。どおりで生えているものがまったく違うのである。そこらじゅうの植物がいつも見慣れている日本列島の植物とはなにか根本的にまったく違うのはとても驚く(それも東京からたかだか50分で来れてしまうところで)その温暖な気候から、かつて戦後の1960年代の八丈島は「日本のハワイ」などと呼ばれて積極的に観光誘致している時期があったが、70年代以降、海外渡航の制限が解除され、本物のハワイが近づいてしまったために観光客は減少傾向にある。



この島。チェーン店などは無いけれど、飲食もそこそこ揃っており、24時まで営業しているコンビニ(といっても個人商店)まで存在する。道路もやたら整備されていて、とても離島とは思えないくらい綺麗なのである。なぜならば、ここは東京都なのだ。地方交付金は無いけれど、東京都であることによって投下されている金額は大きい。元々かつて八丈島を含む伊豆諸島は駿河国の国主が支配する地域であった。江戸時代に幕府の直轄地になるが、明治の廃藩置県後はいったん静岡県に属するが、江戸時代からの物流や人の流れが江戸に向いていたために、東京府に編入される。当然、大人の事情的な国境線を巡る攻防、という事情が絡んでいるということもあるだろう。

しかし、ここまで書いていて気になった。果たしてどこまでが「東京都」なのか?



インフォグラフィカルな図にしてみて衝撃を覚える。東京都って実はこんなに大きかったのです。東京都生まれの人間としてショックだ。軽く日本列島と同じくらいの広さがあろうか。なんだか海士町とか瀬戸内海の離島のスケールとはわけが違う。おそらく一般人が公共交通機関で行くことができるのは小笠原の母島までである。それでも片道26時間半もかかるのである。それに渡航のチャンスは6日に1回しかない。南鳥島は三角形の島で、一片が2kmほど。なんとか滑走路一本引けたという程度の島であり、沖ノ鳥島に至ってはキングベッドサイズの岩なのだ。(追記:日本の排他的経済水域から計算すると、実は日本は国土の12倍もの面積の海域を領有していて、実はこんなに広い国なのだ)

この小笠原諸島という島のことは、とにかく1968年にアメリカから返還されたということが頭の中にあるだけで、あとは天気予報と台風のたびに聞くだけの記号としてしか認知していなかったな、という思いである。ウィキペディアの情報からどんな所なのかを想像するだけでもそうとう面白い。

ショッピングは本土からの輸送船が到着する前の日には、店から物がなくなり、船の入港日によってさまざまなスケジュールが組まれる。書店が無く、新聞も一週間分まとめて船の入港時に入ってきて店頭販売される。小笠原は宅急便が始まった最後の地域であり、1997年にクロネコヤマトが「最後の営業開始地域が東京都である」と新聞広告を打ったという。そして、日本一高齢化社会から縁遠い人口構成比をしているあたりがとても興味深いが、これは一度行ってみなければと思う。ここもまた戦争と戦後の諸々に翻弄された場所なんだろう。まぁ、とにかく八丈島のおかげで世界がだいぶ広がった気がする。



話を八丈島に戻すと。言うまでもなく魚は美味い。コハダやトビウオを漬けにした、島寿司なる寿司がどこにいっても出てくる。それからくさや、明日葉、焼酎、黄八丈と呼ばれる染め、フェニックス・ロベレニーという名のヤシ、フリージア、パッションフルーツなどなどが特産品であるとウィキペディアには書いてあるが、ほぼ網羅していると思うが、続きは次回。

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慶應義塾大学 井上英之研究会にて
http://tamachan.jugem.jp/?eid=658

日本の排他的経済水域
http://www.h5.dion.ne.jp/~s_coral/webmaster/haitatekikeizaisuiiki.html
| real japan travels | 18:19 | comments(1) | - |
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小笠原はケニアの海洋版のような太平洋の大海原に浮かぶ島々
大自然と向かい合うことの出来る希有な島です
リゾートと看做すのは無理だけど
野生のイルカと泳いだり、クジラを見に行ったりできる楽園です
父島は人口2000人程、中心地は意外としっかりした街並みです

http://twitter.com/Skotaro/status/24292306189
| Skotaro | 2010/09/14 12:05 AM |