2022.07.04 Monday
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tamalogOutput and input from 1998 to 2010
2005.09.01 Thursday
環境シムシティ
長いスパンの未来像として、環境シムシティをつくる、っていうのがある。 地球シムシティでもいいが、要するに「従来型コンピュータ・ゲーム」としてのシムシティは欧米の文化を多分にひきずってしまっていて、シムシティのなかで、いくら建物が安土桃山時代になっていたとしても、絶対に日本の都市をつくることができないのだ。それは根本的に欧米とアジアの都市構造が違うからである。 環境シムシティでは、全面的に輸入食品を食べることは禁じ手となる。夏にいちごを食べるなんてもってのほかだろう。地球版大航海時代では、アフリカ人が帝国主義をとなえて覇権主義国家をつくっているかもしれない。いや、18世紀の産業革命をどう切り抜けるかによって21世紀のありようが変わってくるといったような、空想的で創造的な世界再構築の試みが行われる。 ドイツ人の絵本作家であるミヒャエル・エンデはこう言っている。 「ファンタジーとは、現実から逃避したり、おとぎの国で空想的な冒険をすることではありません。ファンタジーによって、私たちはまだ見えない、将来起こる物事を眼前に思い浮かべることができるのです。私たちは一種の予言的能力によってこれから起こることを予測し、そこから新たな基準を得なければなりません。」 ここらに、僕の未来があるのだとかなり確信している。20年、いや10年後にはつくらねば。 そのための材料を、ひとつひとつひとつひとつつくっているんだなあと考えるとしっくりくる。 |