2022.07.04 Monday
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tamalogOutput and input from 1998 to 2010
2007.02.28 Wednesday
GUIの先にあるもの
タッチスクリーンで映画『マイノリティリポート』は現実になる WindowsやMacOSで実装されているマルチウインドウシステム、GUI(Graphical User Interface)は1967年にダグラス・エンゲルバート博士がマウスを発明し、1984年にMacOSとして製品化され一般化して以来現在まで大幅な操作体系の変更が行われていない。 が、ここ数年のタッチパネルデバイスの進化(ニンテンドーDSや、銀行ATMで使われている液晶を直接さわるアレです)によって、操作方法をより直感的にしていこうという研究がだいぶ昔から進められている。 ちなみに、この種の操作体系のことを「マルチタッチスクリーンインターフェース」と呼ぶが、それを実装した唯一の製品が6月にアメリカで発売されるiPhoneである。iPhoneの驚愕すべき点はアップルが携帯電話を発売することではなく、この技術をいち早く実装した点にある。 動画レポート これが「iPhone」のユーザー・インターフェースだ 2007.02.24 Saturday
中目黒 HIGASHIYA & はし田屋
最近、ものすごい勢いでいろんな人のおかげで中目黒を開拓しています。その中でもここはすげー、と前々から思っていたのがHIGASHIYA。ありとあらゆるものがJ-PERIODばりにデザインされていて、ちょっと堅苦しい感じだけど、非日常空間なのだから良いのかもしれない。二階の茶房という名のバーでは、夜中の二時まで和菓子が食べれる。 HIGASHIYA http://www.higashiya.com/ HIGASHIYAまで歩いて行く途中にずーっと、なんかあるなと思っていた日本家屋改造型居酒屋は、親子丼が美味い店だっていうので、とりあえず渋谷店に行ってみた。上に乗ってる卵のオレンジ色感がたまらない。ランチだったら850円で食べれるのは安い。 はし田屋 http://hashidaya.com/ 中目黒店 渋谷店 2007.02.17 Saturday
夜来香 イエ ライ シャン
民法制作だけどもこれはだいぶいけてるなぁと思った上戸彩の李香蘭。 放送された2月12日は李香蘭こと山口淑子さんの87歳の誕生日だったのは偶然だろうか。端から端まで見て240分。これはちょっとした映画を見たより満足だ。摩天楼のシーンがこびりついていて、頭の中をイエ ライ シャンがループしている。 日本人として生まれたことを隠しながら中国人スターとして戦前の中国で活躍しながらも日本人であるということを公表することによって、中国人から夢を奪いたくないために、ずっと国籍を隠し続けた人の物語。彼女は結局それが理由で戦後、中国政府に日本人に協力した中国人という容疑で死刑寸前となる。 たくさんの歴史書を読んできていつも思うのは、単に革命を成し遂げた人物よりも、数奇な運命によって板挟みになり困難な問題に対処した人物や、敗軍の将の方に圧倒的な魅力を感じることだ。 中国から引き揚げる日、李香蘭は、李香蘭とわからないように化粧も落とし、もんぺ姿で乗船する行列に並んだ。ところが、女性出入国管理官より李香蘭と見破られ、乗船を目の前に再度収容所に連れ戻されてしまった。それから9ヶ月間の収容所での軟禁の後、今度こそ出国できることになり、李香蘭は乗船するや否や怖くて船内のトイレに潜んでいたのであるが、やがて出航した船はゆっくりと岸壁を離れ、李香蘭は甲板に出、遠ざかってゆく上海の摩天楼を眺めたのである。おりしも、船内のラジオ放送からは自分の歌う「夜来香」が流れて来、赤い夕陽に浮かぶバンドの摩天楼は、涙に曇り見えなくなった。那南風吹來清涼 那夜鶯啼聲悽愴 月下的花兒都入夢 只有那夜來香 吐露著芬芳 我愛這夜色茫茫 也愛著夜鶯歌唱 更愛那花一般的夢 擁抱著夜來香 吻著夜來香 夜來香 我為イ尓歌唱 夜來香 我為イ尓思量 呵 我為イ尓歌唱 我為イ尓思量 夜來香 夜來香 夜來香 2007.02.16 Friday
新しいテレビです
http://rimo.tv/ これが、すっげーなぁぁぁ、と思わず唸ってしまうのは、youtubeで人気のある映像をいくつか勝手にピックアップして、全画面で再生しているところ。 ただ、それだけだけども重要なのは、nintendo wiiでの視聴を前提にしていること。つまりwiiからこのURL(それもとても短いところがセンス!)を入力して、基本的にはテレビ画面で見るわけだ。市民メディア遂にこういうインフラが出てきたか!と唸ってしまいます。 従来、市民メディア、って呼ばれてきたジャンルつまり、マスメディア放送だけじゃ本当に伝えるべき情報は伝わらないよね、って言ってきた人たちが居て、彼らは市民放送局とか言ってふつうの人に映像の撮り方を教えたり、街頭ビジョンをつかわせてもらったり、とかっていうけっこう涙ぐましい活動をしてきたわけだけども、彼らのインフラとしてとても可能性をもつな!っていう実感がある。 今は単なるyoutube違法アップロード映像が流れているだけだけども、これを転用してうまくつかいこなせたら、面白いことができるかもしれない。例えばサステナがそのエージェントをNGOに対して行うというのもあるのかもしれない。 仕組み自体はyoutubeのAPIを使った、ものすごくシンプルなもののように見受けられるから、NGOが自分たちのサイトでおなじものをつくって、世界の裏側の情報をひっぱってきてもいいと思うし、それを見る人たちが出てくるっていう期待がある。それを、パソコンじゃなくて、家電で、しかもテレビで見せるってとこが凄い。インターネットの本質を付いた、マスメディアでは実行不可能な領域に足をつっこんでいる感じが素敵だと思います。 2007.02.16 Friday
デザインの窓 第6回 染師/吉岡幸雄 編(告知)
これは見に行かねば! 徐々にコアな人材になりつつある。 以下、過去全ログ。 デザインの窓 第5回 鈴木エドワード編/バックミンスター・フラー デザインの窓 第4回 隈研吾編 デザインの窓 第3回 内田繁編 デザインの窓 第2回 面出薫編 デザインの窓 第1回 佐藤卓編 2007.02.15 Thursday
[log] ロハスダイアローグ 第7回 マエキタミヤコ編
ロハスダイアローグ 第7回 マエキタミヤコ編 speaker:竹村真一氏×マエキタミヤコ氏 date & place:2007年2月15日 大手町カフェにて サステナという環境NGOのためのクリエイティブチームを2003年にたちあげ、環境NGOのための広告っていうのをやっています。たまたま日本自然保護協会っていうとこの常任理事の横山隆一さんていう人と、子供の学校の父兄を通じて知り合った。単に遊びにいって、こんなのおかしいよ、このパンフとこのパンフが違うのはおかしいよ、とか、そういうことをズケズケ言ってですね、、、 プロフェッショナルボランティア。無償で働くんだけども、専門職として会社だとそれの対価としてお金が発生する。クリエイティブもお医者さんと一緒なんですけど、コピーライターやデザイナーがNGOをなおす。 2007.02.14 Wednesday
ブルーノ・タウト展
ブルーノ・タウト。日本に魅せられたドイツの建築家。アジアとヨーロッパを繋ぐ街イスタンブールで1936年に生涯を閉じた。 彼の西洋における作品にはあまり興味が湧かない。 けども、彼が西洋人として、如何にしてアジアを内に取り込もうかと努力したかが、最も興味深いのである。 タウトについては去年、二回ほど書いた。 2006.10.17 ニッポン 2006.11.03 泣きたくなるほど美しい「桂離宮」 ブルーノ・タウト展 アルプス建築から桂離宮へ 2007年2月3日〜2007年5月27日 ワタリウム美術館 http://www.watarium.co.jp/ 2007.02.13 Tuesday
草門去来荘
草門去来荘 http://www.kiwa-group.co.jp/restaurant/a100060.html 多摩の豪農の家を改築したカフェとレストランにつれていってもらった。漆喰で出来た見事な屋根と、細かなところまで作り込まれた欄間に目を奪われる。お化け屋敷同然の状態で長年放置されていたものを、紅虎餃子房や万豚記を経営している際グループの系列の会社が改装してレストランとしてオープンしたという話だけど、よくよく調べてみると、社長の生家だった家らしい。 薬箱がそのまま下駄箱になっている。スタッフは全員坊主頭の作務衣姿なのは演出なのか? 着物の生地や和菓子も小売りしている。地縁が無いとなかなかここまで来ようと思わないかもしれないけども、武蔵美関係に友達のいる人は是非。 2007.02.13 Tuesday
いきたいところ(update)
いきたいけどいってなーい。ところ。 誰か、いこう。 ・HIGASHIYA ・目白 花想容 ・ ・東京都産の食材のみを使った和食屋 Tてぃ ・-NEW- 江戸唐紙 東京松屋 ・-NEW- 北大路魯山人邸 春風萬里荘 茨城 ・-NEW- 旧日向邸 ブルーノタウト・熱海の家 ・こいずみ道具店 国立 ・ベネッセアートサイト直島 ・金沢21世紀美術館 ・星のや 軽井沢 ・重森三玲邸庭園 ・桜の桂離宮 ・紅葉の修学院離宮 ・伊勢神宮 2007.02.11 Sunday
旧白洲邸 武相荘
武相荘はNHKが放送して以来、急激に取り沙汰され、だいぶ歴史上の有名人化しつつある白洲次郎と、白洲正子夫妻の自宅だ。ずっと行こう行こうと思っていていたけど、茅葺き屋根が新しくなったと聞いて、ようやく行ってみた。 ここは、白洲次郎が太平洋戦争に日本が負けると直感し、元々田舎に住みたいと思っていたところ、丁度東京郊外の鶴川の農家を売ってもらう良縁があったので、そこを自宅として改装したという家だ。白洲次郎についての話はだいぶ前に書いた。 この家は、現在は確かにおばちゃんたちの聖地化していたけれども、必要以上に飾り立てないあの夫婦らしい考え方が、建物から家具、器、きものにまで隅々まで貫かれている。 白洲正子について。京都にいると常にこの人の名前が出てくる。骨董について調べていても、唐長の唐紙について調べていても、きものについて調べていても出てくる。この人はただ、白洲次郎のパートナーだったというだけでなく、むしろNHKが彼を放送するまでは白洲正子の方が有名だったと思う。稀代の目利きだったそうな。骨董の世界における目利きとは何か。ただ、いついつの年代の誰々の作品、ということについて詳しく知っている人間を目利きと呼ぶのではないことが、ここに来ていろいろとわかってきた。その骨董にバックグラウンドストーリーがあること。たとえばこの間の奇跡のリンゴの話にあるような。ホンモノの見分け方に関する哲学なのだと思った。 欄間にこんな福沢諭吉の書がかけられていた 「束縛化翁是開明」 |